2007 Fiscal Year Annual Research Report
実験心理学における古典的実験機器のアーカイブ化とその活用
Project/Area Number |
19330162
|
Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
長田 佳久 Rikkyo University, 現代心理学部, 教授 (00133455)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 泰夫 放送大学, 教養学部, 助教 (70053642)
鈴木 光太郎 新潟大学, 人文学部, 教授 (40179205)
高砂 美樹 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (40261763)
佐藤 達哉 立命館大学, 文学部, 教授 (90215806)
鷲見 成正 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 教授 (00051285)
|
Keywords | 心理学史 / 実験心理学 |
Research Abstract |
平成19年度は実験機器と関連資料データベース化の為の準備として,国内研究の保管状況教の調査と,デジタルデータ化の準備を行った。 <実験機器の保管状況の調査>アーカイブの第一段階として,心理学に関する実験機器の保有状況および機器の状熊に関する調査を国内広域にわたり行った。この調査により,これまで古典的実験機器の保有に関する詳細が明らかとなっていなかった研究機関での情報および今後の研究活動への協力を得ることができた。また,この活動から,いくつかの研究機関から今年度破棄される予定であった実験機器を譲り受けた。 さらに,調査結果を基に,類似した機器を所有する複数の研究機関の機器を比較し,これまで用途不明とされてきた実験機器の使用方法や欠落・破損した部品等の情報を得ることができた。 <実験機器および関連資料のアーカイブ化>上記調査を基に,国内に保管されている古典的実験機器及び資料のデジタルデータ化を開始した。各研究機関に固有の実験機器の撮影と,機器の操作及びメンテナンスに必要な資料のデジタル化を行った。 また,機器の静止画像だけでなく,実験機器の使用方法と具体的な実験への導入に関して豊富な知識を有する教授を招聘し,古典的実験機器の使用方法の撮影を行った。 オーラルヒストリーのテータ化と今後の心理学に関するアーカイブスの観点から各種学会・研究会でのハイビジョンカメラによる撮影を行った。 <その他>古典的実験機器り保管の重要性に関して,海外の保管状況との比較や,今後国内でどのように活動していくことが望まれるのか,数回にわたリディスカッションを行う場を設け,次年度活動をより効率よく行っていくための貴重な考えを得る場となった。
|
Research Products
(9 results)