2008 Fiscal Year Annual Research Report
実験心理学における古典的実験機器のアーカイブ化とその活用
Project/Area Number |
19330162
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
長田 佳久 Rikkyo University, 現代心理学部, 教授 (00133455)
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Keywords | 心理学史 / 実験心理学 |
Research Abstract |
平成20年度は,昨年度に続き,実験機器の国内研究機関の保管状況教の調査と,実験機器と関連史料のデジタルアーカイブ化を行った。また,活動の広範へ周知させるため,収集した機器・資料の一部を公開展示し心理学実験が体験できる心理学ミュージアムを開催した。 <実験機器の保管状況の調査> 昨年度に引き続き,心理学に関する実験機器の保有状況および機器の状態に関する調査を国内広域にわたり行った。さらに,研究機関を中心としたこれまでの調査に加え,心理学実験機器を製作・販売してきたメーカーにも調査を行い,一般に流通している心理学実験機器の開発過程を明らかにした。 <実験機器および関連資料のアーカイブ化> 昭和中期の大学での心理学講義ノート及び,昨年度撮影した各種学会・研究会でのハイビジョン映像のデジタル化を行った。また,これらのデータに関して,web配信を効率的に行うための方法を検討した。 <その他> 古典的実験機器の保管の重要性,海外研究機関の保管状況との比較,国内での将来的な活動展開など,国内各地で数回にわたりディスカッションを行う場を設け,当該研究活動の継続・発展について議論を行った。また,これら調査・アーカイブ化・議論の成果を国内の学会で発表した。 以上,当該研究活動により,機器の及び資料の保管とアーカイブ化の重要性の示唆及び,研究.教育活動ヘアーカイブデータを活用するための基盤を築くことができた
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Research Products
(10 results)