2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19330168
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
秋田 喜代美 The University of Tokyo, 大学院・教育学研究科, 教授 (00242107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田 豊 (独)国立特別支援教育総合研究所, 理事長 (50024998)
芦田 宏 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (20222606)
鈴木 正敏 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 准教授 (90273820)
門田 理世 西南学院大学, 人間科学部, 准教授 (10352197)
野口 隆子 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 専任講師 (30383334)
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Keywords | 移行 / 幼小連携 / 人事交流 / 幼稚園 / 小学校 / 保護者調査 / 縦断研究 / 環境移行 |
Research Abstract |
まず第1には,小学校前後で子どもの学校への認識を探るために,縦断的な幼児,児童追跡調査第1回調査を小学校就学前の5歳児2,3月に福岡,兵庫,東京でのべ158名の子どもたちへの絵画面接調査ならびにインタビュー調査を行い,子どもたちの発話プロトコルデータの整理を行なった。現在その絵画の分類ならびにプロトコルデータのカテゴリー化の分析を行なっている。第2回は1年生1学期に同一児に実施予定である。 第2には,第1の子どもたちの親に対して,3地域で幼児期保護者の小学校入学前の学校への意識や子どもへの期待に関する質問紙を作成し,子どもの面接と同時期に実施した。データ入力を行い,第2回の子ども調査と同時期に同一の親に対して実施し変化を比較予定である。 第3には,幼小間での人事交流,教員研修を現在経験している23名(研修15名,交流8名)に対して,学校文化間移行における経験としての困難や新たな発見に関する質問紙調査およびそのうちの約半数への聴き取り調査を実施しデータを整理した。研修と人事交流での意識の相違が明確に現れるととともに,異動後のサポート体制による相違,仕事の仕方の相違,両学校文化間で使用される専門言葉の相違,子どもとの関わり方の相違,職員間の関係の相違等について具体的な語りから,幼稚園から小学校へ移った教師と小学校から幼稚園へ移った教師で違いが見られた。本研究成果の一部は本年度ヨーロッパ幼児教育学会で報告し,20年度にも国内学会で発表の予定である。
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Research Products
(11 results)