2008 Fiscal Year Annual Research Report
技術科教員養成での学習成果を定量評価する「能力認定試験制度」の導入とその検証
Project/Area Number |
19330200
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
今山 延洋 Shizuoka University, 教育学部, 教授 (30022213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 孝之 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (30026273)
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Keywords | 教員指導能力認定試験 / 修得基準 / 教員養成 / 技術科教育 / 教員免許 |
Research Abstract |
前年度後半から、「第1回技術科教員指導能力認定試験」の一次試験の内容を7つの問題作成委員会(木材加工、金属加工、機械、電気、生物育成、情報、技術科教育)において作成した。試験問題は各分科会から提出された問題の中から20題選択し構成した。回答時間を60分とした。平成20年5月10日から6月17日の間において、北海道から九州の全国7地区で1次試験を実施した。受検者は68名で、筆記試験100点満点)の平均点は51.8、標準偏差は12.2であった。実技試験は電気領域と木材加工領域から出題し、試験時間は、それぞれ30分とした。平均点(各50点満点)は、電気が16.2点、木材加工が37.6点であった。1次試験の合格者は21名であった。二次試験の実施に当たり、二次試験実施委員会が組織された。問題は課題に基づき模擬授業の様子を撮影したビデオを元に、受検者の「授業力」の判定を行った。審査の結果、17名が合格し、認定証を交付した。8月に開催された日本産業技術教育学会全国大会に置いて、「第1回技術科教員指導能力認定試験」の結果を元にシンポジウムが開かれ、水原克敏東北大学教授から一定の高い評価が示された。「第1回技術科教員指導能力認定試験」の結果を踏まえ、総括を行った。2次試験は技能試験と指導能力試験とし、指導能力試験はマイクロティーチングを試験委員の前で実施することとした。その後、「第2回技術科教員指導能力認定試験」の1次試験と2次試験の内容を作成した。4月の問題の印刷、5,6月の試験実施に向けて準備を進めている。
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Research Products
(3 results)