2010 Fiscal Year Annual Research Report
技術科教員養成での学習成果を定量評価する「能力認定試験制度」の導入とその検証
Project/Area Number |
19330200
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
今山 延洋 静岡大学, 教育学部, 名誉教授 (30022213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹野 英敏 茨城大学, 教育学部, 教授 (80344828)
田口 浩継 熊本大学, 教育学部, 准教授 (50274676)
橋本 孝之 大阪教育大学, 教育学部, 特任教授 (30026273)
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Keywords | 教員養成 / 修得基準 / 指導能力認定試験 / 技術科教育 / 教員免許 / 大学生学習成果競技大会 |
Research Abstract |
本研究は、即戦力と高度な指導力を持った技術科教師の指導能力評価・認定システムを構築し、新たな競争的教育環境を創成しようとしたものである。 本年度は、技術科教師を目指す学生の力量を計ることを狙いとして、日本産業技術教育学会主催の学習成果を定量評価する認定試験の第3回目を全国的に実施した。この認定試験の問題は日本産業技術教育学会が作成した修得基準に基づいて作成された。この認定試験は、基礎力(学会が作成した修得基準に基づいた専門知識とスキルの力)、構想実現力(目的的設計による製品を設計製作する力)、指導計画力(教える力、指導する力)の3段階で構成されている。本年度は、受験者数75名、合格者数21名であった。昨年度に続き、試験問題の作成、1次・2次試験の実施等における学会分科会、支部組織、各大学等の実施組織体制づくりに成果が見られ、次年度以降も実施の方向で見通しを得た。また、指導能力評価・認定システムの普及・啓蒙の目的でパンフレットを制作した。次年度の認定試験実施のための問題作成を年末から学会7分科会に於いて作成し、年度末までに問題の集約がなされた。これまでの3年間に技術科教員としての指導能力を認定した71名を対象にアンケートを実施した。その結果、認定試験に意義を感じ、更に技術科教員を目指す学生には是非受験して欲しいと思っていることが分かった。本年度は修得基準の再評価を技術科教育の全分野について行い、報告書を作成した。また、修得基準との比較を進めるために、全国の教育委員会が実施している最近の教員採用試験の内容を収集した。さらに、教員を目指す諸大学の学生や院生が一堂に会して競技を行う大学生学習成果競技大会の試行を九州地区において行った。
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Research Products
(2 results)