2007 Fiscal Year Annual Research Report
国土保全・地域活性化・災害連携における農都共生型居住の可能性と現代的意義
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19360277
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
山崎 寿一 Kobe University, 工学研究科, 准教授 (20191265)
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Keywords | 2地域居住 / 国土形成 / 能登半島地震 / 被災集落 / 景観形成 / 丹波 / 国土保全 / 災害 |
Research Abstract |
初年度の研究は、以下の4つの研究課題を設けて進め、主に2地域居住の概念とその可能性の検討、事例調査の実施と研究資料の収集を行った。 1.二地域居住概念の検討 事例調査・文献調査を通じて、農村と都市の2つの居住拠点をもつ農都共生型居住の概念・役割を歴史的な視点、現代的な視点から整理し、農村計画学会の国土形成計画に対する意見書において「2地域居住」の概念と可能性について研究成果の一部を発表した。 2.能登半島地震被災集落の居住動向と集落復興に関する現地調査 2007年3月25におこった能登半島地震の被災集落の居住構造と復興過程について、国土保全(特に環境管理、景観形成)、農村地域社会の維持・活性化、災害・地域連携の視点から現地調査を実施した。 3.兵庫県丹波地域における2地域居住の実態に関する現地調査 兵庫県丹波地域の農村部における2地域居住者の実態把握を全農村自治会長を対象に行い、数量的にその実態を把握するとともに、2地域居住者の生活実態・行動圏域についてヒアリング調査を行った。 4.次年度研究にむけた調査対象地域の統計資料、地図資料の収集 農業センサス、空中写真を収集した。丹波、淡路、近江八幡、能登、四国等
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