2009 Fiscal Year Annual Research Report
女性特有のリプロダクティブヘルス及び保健習慣と疾病についての大規模疫学調査
Project/Area Number |
19390180
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
藤田 利治 The Institute of Statistical Mathematics, データ科学研究系, 教授 (30175575)
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Keywords | コホート研究 / 発生率 / 死亡率 / 要介護高齢者 / 介護サービス / 医療サービス / 生存時間解析 / 時間依存性変数 |
Research Abstract |
本研究では、2つの女性コホート研究のデータを使用して、検討可能な疾患についての発生についてのリスク要因の検討を行い、また介護サービス受給や医療サービス受療状況を含む個人特性と死亡や介護度の変化などとの関連を明らかにすることを目的としている。 第1の女性看護職を対象者としたコホート研究は、郵送による自計式調査であるために回答には異常値や論理的不整合が多発していた。特に、経時的に調査を繰り返した場合に、そうした不整合が疾患発生であるのか、誤記入であるかは重大な問題であることが判明した。そこで、平成21年度には、前年度に開発したデータマネジメント・システムを使用してデータクリーニングを継続した。平成22年度には、このコホート研究によっては短い追跡期間にならざるを得ないことから、臨床検査値により把握可能な高脂血症や高血圧などの比較的発生頻度の高い疾患発生についての検討を予定している。 第2に、重篤な疾患や死亡の発生について短期間の追跡研究で検討を行うため、2003年4月から2004年12月までの間に要介護認定のなされた女性を主とする要介護高齢者を対象とする地域コホート(約2,300人)を設定した。そして、平成21年度には介護認定審査にかかわる情報及び住民基本台帳に基づいて、要介護度の変化や死亡についての追跡調査を実施し、さらに介護サービス及び医療サービスの受給状況の情報を収集した。平成22年度には、これらのデータの統計解析を実施して、成果を取りまとめる予定である。
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Research Products
(3 results)