2009 Fiscal Year Annual Research Report
乳幼児の睡眠分析システム情報共有プラットホームの構築
Project/Area Number |
19390563
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
江藤 宏美 St. Luke's College of Nursing, 看護学部, 准教授 (10213555)
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Keywords | 乳児 / 睡眠・覚醒 / 行動分析 / 録画分析システム / Webシステム / 添い寝 / 動画分析 / SIDS |
Research Abstract |
本年度は、画像録画・画像分析アルゴリズムの開発とソフトウェアの完成(録画・分析手法の確立)、研究者をつなぐプラットホームを整備することに努め、以下の3点を目標とした。 1. 母児同室下における乳児の睡眠覚醒状態のデータを継続して収集するとともに(生後2週目、4週目、7週目、12週目)、夜間の睡眠覚醒を録画するためのハードウェアを調整し、ほぼ完成させる。2. これまでの画像録画データをあわせて画像分析の方法を検討し、視察判定に合わせたアルゴリズムの開発を行い、ソフトウェアをほぼ完成させる。3. 研究者とのネットワークを深め、各研究者間をつなぐプラットホームを構築し、アルゴリズム作成時の意見を収集するなど利用できるシステムに整備する。 1. については、実際の乳児のデータ収集は予定通り行えなかったが、録画のハードウェアをほぼ完成させることができた。夜間の睡眠を録画するためのカメラの選択、家庭での自然な環境下での録画のための器械の軽量化等を配慮した一式の機会ができあがった。 2. については、ソフトウェア作成の経緯については、第1回ISMSJ(lntegrated Sleep Medicine Society Japan)学術集会(神戸)にて発表した。第一段階の分析ソフトはできあがった。実際の詳細部分については、現在も開発を行っており、視察判定と比較しながら、分析方法を多面的に検討している。 3. については、研究者とのネットワークについては、デンバーで行われたFifth Annual Pediatric Sleep Medicine Conferenceに出席し、乳児の睡眠研究者ら(Dr. Anders、Dr. Mndellら)と交流し意見の交換を行った。今後、研究サーバーがほぼ完成したので、WEB上でのデータの交換やソフトウェア作成においてディスカッションを行っていくことで共通の理解が得られた。
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Research Products
(3 results)