2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19401008
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
佐々木 衛 Kobe University, 人文学研究科, 教授 (60136398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲月 正 北九州市立大学, 基盤教育センター, 教授 (00232512)
首藤 明和 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (60346294)
過 放 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (00283911)
朴 鍾祐 神戸大学, 留学生センター, 准教授 (60304078)
大城 直樹 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (00274407)
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Keywords | グローバル化 / トランスナショナル / 東アジア / 地域社会 / 構造変動 |
Research Abstract |
平成19年度の調査研究は、調査研究の理論的枠組みの検討と、基礎資料の収集を目的とした。 1,8月6〜18日にかけて、予備調査を実施した。 (1)青島市の住宅地は東部地域と北部地域の外縁に沿って拡大しており、農村部が都市に組み込まれている。(2)沿岸地域の漁村部は、高級住宅地・リゾート地として開発されている。(3)開発から取り残された地域は、外来者が滞留する'zone in transition'(遷移地帯)となっている。 2,予備調査に基づいて、調査対象地の選定と調査方法の検討を行った。 調査は「過移動社会の社会変容」に焦点を当てて、移動者の集住するコミュニティを対象に、聞き取り調査法を用いる。 3,20年度以降、以下の項目に関して調査する。 (1)調査地域は青島市〓山区(市街地の東部地域) (2)地域空間構造:地域の空間的拡大、地域空間利用形態の変化 (3)地域社会システム:行政システムの整備、社区の類型と機能 (4)地域社会の人口的動態:従来の地域社会の変容、人口動態、海外からの移住人口 (5)地域社会を構成する人々の生活:階層移動、移動形態、ライフコース、教育 4,12月25〜27日、日本側と中国側と研究会を共同で開催し、研究の理論的な枠組を検討し、調査のグループを次の3組で構成することにした。 a.地理社会学的構造研究グループ、b.コミュニティ研究グループ、c.移動者調査グループ
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Research Products
(12 results)