2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19401008
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
佐々木 衛 Kobe University, 人文学研究科, 教授 (60136398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲月 正 北九州市立大学, 基盤教育センター, 教授 (00232512)
首藤 明和 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (60346294)
過 放 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (00283911)
朴 鍾祐 神戸大学, 留学生センター, 准教授 (60304078)
大城 直樹 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (00274407)
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Keywords | グローバル化 / 移動 / 構造変動 / 地域社会 / 東アジア / 民族間文化摩擦 |
Research Abstract |
2008年度はコミュニティの構造の変動を中心に湖査研究を実施した。調査対象地は、住宅地として開発された〓山区と、中心地に近く商業地城として発展している市南区である。双方に、地元の住民(本地人)の生活空間と移住者(外地人)の生活空間の二重性をうかがうことができた。 市南区珠海路香港花園社区 川地接収によって「代替家屋として分配された住宅」と開発会社による「市場価格で販売された住宅」とがある。元住民の住宅は、入民公社時代の村民が構成する公司(会社)が管理する。開発会社によって建設された住宅は管理会社が管理する。 地元住民の公司は、商業地区の不動産管理、企業経営、投資運用などで利益を上げている。 地元往民に配分された住宅は、賃貸アパートや旅館などに転用されて、外来者の一時滞在、流動性を高める要因となっている。管理ができなくなると、移動者の居住区としてスプロール化が起きるのではないかと予想する。 〓山区中韓街道華都社区 高科園一小区は1995年に建設。1917戸のうち、代替家屋として配分されたのは310戸。物業公司の経園は商店、市場、駐車場などの不動産管理で利益を上げている。また、世紀家庭は、高級住宅地としての評価を維持するために、園内の出入りの管理を厳格にしている。 2つの地域とも住民の家族関係は青島市の中に累積している。しかし、現在住んでいる当所を永久の住み処とする規範意識は薄い。
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Research Products
(11 results)