2007 Fiscal Year Annual Research Report
アジアの無形文化における仮頭の研究-仮面との比較から-
Project/Area Number |
19401015
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
細井 尚子 Rikkyo University, 社会学部, 教授 (40219184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
粟屋 利江 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (00201905)
板谷 徹 沖縄県立芸術大学, 芸術文化学研究, 教授 (20130867)
上田 信 立教大学, 文学部, 教授 (90151802)
竹本 幹夫 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90138181)
中野 照男 独立行政法人東京文化財研究所, 企画情報部, 部長 (20124191)
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Keywords | 仮頭 / 仮面 / アジア / 身体表現 / 芸能 / 民俗 / 祭礼 / 儀式 |
Research Abstract |
初年度にあたる今年度は,研究計画に従い,以下のように研究会2回,海外調査1回,国内調査3回(内1回は事前準備)を行った: 5/3第1回研究会 (1)研究目的・計画の確認(2)仮頭・仮面の計測項目と方法について検討し,フォーム作成(3)夏・秋のフィールドの基礎的資料の共有と予備学習(4)夏のフィールドの諸手続き確認;8/25〜9/4(5名)8/24〜9/10(1名)インドケーララ州トリシュールのクンマティーとプリカリ調査→仮面・仮頭計測,インタビュー調査,映像収録。プリカリの扮装一式を購入し,早大演劇博物館に収蔵。9/6〜8(2名)宮古市パーントゥ調査の事前準備(現地関係者に調査協力依頼・日程確認);11/9〜13(1名)11/9〜14(1名)11/10〜13(3名)パーントゥ調査→仮面・仮頭計測,インタビュー調査,映像収録。;11/2〜3(2名)奈良県桜井市埋蔵文化センターにて発掘された仮面資料収集;3/2(7名)創作伎楽鑑賞+研究会:(1)今年度収集資料の整理法(2)今年度研究活動の総括(3)来年度計画の確認 ・実見した仮頭・仮面,収集した計測データに基づき,仮頭と仮面の境界を「頭頂部で支える構造」に置き,この構造をもつものを「仮頭」とすることで認識を共有した。 ・今年度収集したデータの内,実演映像,写真は順次PCに読み込む作業を進めている。 ・将来的には,現状紙媒体である仮面,仮頭計測データと写真,実演映像と合わせたデータ・ベースを作成するが,どのようなデータ・ベースにするかについて,具体的に検討を始めた。
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Research Products
(7 results)