2007 Fiscal Year Annual Research Report
東北アジア(日中韓露)における朝鮮族の拡散と新コリアン・ネットワーク形成の研究
Project/Area Number |
19401042
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
SAVELIEV IGOR Nagoya University, 大学院・国際開発研究科, 准教授 (60313491)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫻井 龍彦 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (60170643)
浅川 晃広 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 講師 (80402410)
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Keywords | 朝鮮族 / コリアン / ネットワーク / 国際移動 / アイデンティティ |
Research Abstract |
19年度には、中国、韓国、ロシア、日本の東北アジア4カ国において朝鮮族社会や活発に展開される新コリアン・ネットワークの実態を明らかにするために現地調査を行い、最初の半年間の研究成果を朝鮮族グローバル・フォーラムで発表した。 19年8月に、櫻井龍彦とサヴェリエフ・イゴリは、上海、深セン、広州、香港において中国朝鮮族の組織の活動家などへのインタビューを行い、その組織の集会を観察し、朝鮮族ネットワークの構築について調べ、関連資料を収集した。 同年9月に、櫻井龍彦とサヴェリエフ・イゴリは、ロシアのウラジオストク、ウスリイスク、ハバロフスクにおいてロシア・コリアンの協会会長、朝鮮語教師、大学生など(17人)へのインタビューを行い、ハバロフスクのロシア・コリアンの運動会を観察した。 また、同月に、櫻井龍彦は、ソウルにおいて中国朝鮮族の実業家へのインタビューを行った。 10月には、8・9月に得られたデータを分析し、移動要因とパターン分類、移動先国家や地域と朝鮮族社会との諸関係など、中国朝鮮族とロシア・コリアンの居住状況と家族関係の可変要因および中国朝鮮族やロシア・コリアンのネットワーク形成過程などを解明し、櫻井龍彦、サヴェリエフ・イゴリ、浅川晃広は、その研究成果を、11月2〜4日に釜山市で行われた『第12回グローバル・コリアン・フォーラム-朝鮮族の発展のための国際学術シンポジウム-』で発表した。 さらに、浅川晃広は、2008年2・3月に、日本における中国朝鮮族の方を対象にウェブ上のアンケート調査を行い、400人弱の回答を得て、日本の中国朝鮮族社会の実像を明らかにするためにそのデータの分析を始めた。
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Research Products
(3 results)