2008 Fiscal Year Annual Research Report
朝鮮半島での「8月15日」後をめぐる歴史像の再構成
Project/Area Number |
19402018
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
石川 捷治 Kurume University, 法学部, 教授 (30047740)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出水 薫 九州大学, 法学研究院, 教授 (20294861)
李 弘杓 九州大学, 法学研究院, 准教授 (50324380)
中島 琢磨 九州大学, 法学研究院, 研究員 (20380660)
平井 一臣 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (00199027)
木村 朗 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (70204972)
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Keywords | 朝鮮半島 / 8・15 / 日本の敗戦 / 米軍政 / 建国準備委員会 / 大韓民国の建国 / 朝鮮民主主義人民共和国の建国 / 歴史博物館 |
Research Abstract |
本研究の目的は、1945年8月15日前後から米軍政期までの期間を主たる対象に、朝鮮半島、とりわけ南朝鮮の政治・社会構造の変容過程を複合的な視点を踏まえつつ、日本・韓国・米国その他にある文献的資料調査と関係地域でのフィールド・ワークおよびインタビュー調査を通じて、歴史像を再構成することにあった。 (1) 韓国・日本・米国などの関係文献資料調査を実施した(ハーバード大、米議会図書館など) (2) 韓国・日本での現地調査の実施 韓国:ソウル歴史博物館、荷衣三島農民運動記念館、独立記念館、日本軍「慰安婦」歴史館、原爆被害者福祉会館、5・18民主化記念会館、済州島4・3研究所 日本:仙崎、舞鶴、佐世保等の引き揚げ記念館、在日韓国人歴史資料館、立命館大学平和ミュージアムなど、同時に関係者・研究者にインタビューを行う (3) 国際ワークショップの開催 2007年11月25日 延世大学の金世中教授ほか5人をゲストにシンポジウム 2008年6月23日 九州歴史研究会との合同研究会 2008年10月18日 国際ワークショップ (4) 海外研究者との学術交流 韓国・カナダ・米をはじめ国際研究機関を訪問し、研究者との情報交換・研究のネットワークをつくった (5)報告書の作成・刊行 研究協力者を含む研究論文と調査報告を中心とした『報告書』をweb上で公開する予定で準備中である 次の点が、この研究を通じて明らかになったことである。(イ)朝鮮半島の政治社会構造の変容過程と日本の動向との関連がつかめたこと (ロ)戦前と戦後の継続性について改めて認識させられたこと (ハ)問題は今日まで続いており、解決されていないものも多いこと
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Research Products
(20 results)