2007 Fiscal Year Annual Research Report
生体内におけるPPAR-gammaの翻訳後修飾とその役割
Project/Area Number |
19500372
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Research Institution | Tokushima Bunri University |
Principal Investigator |
大島 隆幸 Tokushima Bunri University, 香川薬学部, 准教授 (10397557)
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Keywords | 転写制御 / SUMO化修飾 / 翻訳後修飾 |
Research Abstract |
糖尿病などに代表される生活習慣病の有病率の増加や若年化は,日本において最も重要な社会問題の一つとなっている。この生活習慣病の最重要原因は肥満であり,「肥満=脂肪細胞の異常な分化,肥大」という事実に基づき,脂肪細胞の分化制御機構を分子,細胞,個体レベルで明らかいすることが,肥満防止の最重要課題と考える。特に,ペルオキソーム増殖因子の核内受容体型転写因子であるperoxisome proliferator-activated receptor-γ(PPAR-γ)は,組職発現部位部やその転写活性制御機構に関して詳細に解析さており,脂肪細胞の分化,脂大を支配する倹約遺伝子として機能することが明らかとなってきた。しかし,PPAR-γと脂肪細胞の分化,さらに糖尿病発症を結ぶ分子メカニズムは明らかいされていないため,今回申請者は,脂肪細胞の分化制御機構におけるPPAR-γの作用機序を明らかにするために,哺乳類に2種類存在するPPAR-γのうち,その組職発現部位部が脂肪細胞に限局するPPAR-γ2に着目し,RNA干渉法(RNAi)を利用したPPAR-γ2のsmall ubiquitin-like modifier(SUMO)化の生理学の意義を細胞および個体レベルで明らかにすることを目的とした。現在,組職学的,生化学的知見に基づき,さらに解析を続けている。
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Research Products
(3 results)