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2009 Fiscal Year Annual Research Report

体性感覚による運動制御機構の解明と運動計測システムの開発

Research Project

Project/Area Number 19500499
Research InstitutionNational Agency for the Advancement of Sports and Health

Principal Investigator

太田 憲  National Agency for the Advancement of Sports and Health, スポーツ科学研究部, 研究員 (10281635)

Keywords運動制御 / 感覚運動協応 / クランク回転運 / 最適規範 / 体性感覚
Research Abstract

道具を扱うタスクでは、手先力の情報がヒトの運動の学習や制御に影響を及ぼし、運動や力の軌道にも影響を及ぼしていると考えられる.本研究では、ヒトが手先力の情報を用いて運動計画をしていることを確認するために、心理物理実験として幾何学的拘束下でのリーチング運動としてクランク回転タスクを用い、その運動を予測する力覚変化最小規範を提案し、この規範が外部環境との接触のない非拘束運動も含めた多くの運動を再現することによって、ヒトの運動制御において手先力の感覚情報が重要であることを示した.
実験では、タスクを行っている最中に、被験者の手先に働く力の体性感覚信号を抑制することによって、運動のプランニングに、手先に働く力を実際に利用しているのかを検討した.手先の体性感覚信号を抑制する方法によって、ヒトが手先の力情報を直接得られなくする方法を用いたクランク回転タスクによる実験と、シミュレーションによって検討した.シミュレーションでは最適制御運動として数値計算を行い、運動規範(目的関数)としての「力覚変化最小規範」が、「(運動指令+手先力)変化最小」の形で表現されるが、実験結果が「力覚変化最小」ではなく、「運動指令変化最小」で予測された軌道に近づいた.このことは、手先の力情報が得られないときには、駆動入力(関節トルク又は筋力)だけを滑らかにするように運動を実現していることを意味する.このことは逆に、手指の体性感覚情報を運動のプランニングに利用していることが明らかになった.

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] サイバネティックトレーニングを目指して2010

    • Author(s)
      太田憲
    • Organizer
      運動と健康に関する研究会2010
    • Place of Presentation
      神戸大学
    • Year and Date
      2010-01-25

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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