2007 Fiscal Year Annual Research Report
表現運動・ダンスにおける学習内容の選定と妥当性の検証
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19500502
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
村田 芳子 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50166295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺山 由美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (60316784)
鈴木 江利子 (細川 江利子) 埼玉大学, 教養学部, 教授 (60238748)
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Keywords | 身体教育学 / 舞踊教育 / 身体表現 / 学習内容 / 表現運動・ダンス / 題材・テーマ / 運動の特性 / 学習指導要領 |
Research Abstract |
本研究は、学校体育における「表現運動・ダンス」領域の学習内容に関する理論的枠組みを構築するとともに、小学校及び中学校・高等学校における表現・創作ダンスを中心に、学習内容選定の手がかりとなる表現の題材・テーマに関する調査を通して、発達に対応した学習内容の選定・配列モデルを作成し、授業実践を通してその妥当性を検証することを目的としている。研究初年度である当該年度では、第一に、【表現運動・ダンスの学習内容に関する理論的枠組みの検討】として、わが国の戦後の学習指導要領における「表現運動・ダンス」領域の学習内容を分析・考察し、その学習内容の構造と独自性を明らかにした。この理論的枠組みを基に、小学校における「表現運動」、中学校・高校における「ダンス」領域の学習内容を仮定的に作成した。この成果は、論文にまとめ発表したが、進行する学習指導要領の改訂と関連させながら研究成果を改訂につなげた意義は大きいと考える。第二に、【小学校の表現運動における「表現」の題材選定に関する研究】として、先の理論的な検討を踏まえて題材・テーマ等の調査項目を設定し、小学校児童を対象とした題材調査を実施した。特に、村田らの先行研究と同じ題材30を設定し、児童の好みの選択とその理由について17年前の調査結果と比較検討し、得られた結果を基に小学校の発達段階に対応した学習内容モデルの試案を作成した。この研究の成果は論文にまとめ舞踊学会において発表したが、時代を超えて核となる学習内容が示唆されたことは意義深い。
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Research Products
(4 results)