2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19500529
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
伊藤 信之 Yokohama National University, 教育人間科学部, 准教授 (40232459)
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Keywords | 陸上競技 / 走幅跳 / 助走 / 評価システム |
Research Abstract |
本研究では,走幅跳助走の後半の数歩にわたる走動作をバイオメカニクス的に分析し,望ましい走動作の特徴を把握すること及び大学選手の助走トレーニングへの適応の可能性を探ることを通して走動作の評価システムの構築を図っていくということを目的としている.研究の内容は,第1段階「望ましい助走動作の特徴を把握すること」,第2段階「大学選手の助走トレーニングによる効果の測定」,第3段階「助走の評価システムの検討」から成っており,平成19年度は第1段階に取り組んだ.この第1段階の「望ましい助走動作を把握する」という目的のため,1.一流走幅跳選手の助走および踏み切り準備についての特徴を明らかにすること,2.一流走幅跳選手と大学走幅跳選手との比較という2つの課題を設定した. 国内一流走幅跳選手の助走動作(踏切6〜5歩前)と踏切準備局面の動作(踏切2〜1歩前)の動作を比較することにより,踏切2歩前の接地動作が助走速度の増大および跳躍の成否と関係すること,踏切脚接地前のリカバリー動作が踏切動作および跳躍距離に影響を与えていること,助走動作は,踏切準備局面での踏切脚のリカバリー局面の動作と関連していることなどが明らかとなった.これらの結果から,助走では,走速度の向上に直接結びつかない要素も必要とされることから,踏切動作を改善するだけでなく,まず,高められた走能力を踏切につながる助走動作に応用していくことが求められるといったことが示唆された. 一流走幅跳選手と大学選手のものとを比較すること通して,大学生が目指していくべき助走動作について検討していくために,助走中盤から踏み切りまでの6歩を分析対象範囲として,一流選手の試技(2007年静岡国際,大阪グランプリでの男子22試技,女子16試技)及び大学選手の試技(男子9試技,女子2試技)の撮影を行った.現在,解析の作業を実施している.
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Research Products
(4 results)