2007 Fiscal Year Annual Research Report
学校を中心とした肥満児の身体活動増加を促す介入プログラムの研究
Project/Area Number |
19500595
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Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
井上 文夫 Kyoto University of Education, 教育学部, 教授 (40168464)
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Keywords | 肥満児 / 学校 / 運動 / 介入 |
Research Abstract |
1. 児童生徒の動脈硬化度の脈波速度による測定 岡山県の公立中学校において、身体計測、血圧測定、脈波速度による動脈硬化度の測定と日常生活習慣に関するアンケート調査を行い、肥満度との関連を調査した。結果の一部は平成20年1月の小児BI法研究会(東京)において発表した。また、10月の目本肥満学会(大分)において発表予定であるが、生活習慣のうち、睡眠不足が高血圧や動脈硬化度と関連が認められた。 2. 海外の介入プログラムの視察 School-based intervention programとして歴史があり、代表的なCATCHプログラムを視察するため、アメリカのテキナス州オースチンのテキサス大学公衆衛生学校にあるデルセンターを訪問した。Hoelscherセンター長、Perry学部長、Kelder教授、Evans準教授、Springer助教授とそれぞれインタビューを行い、CATCHプログラムの概要、成果、今後の計画などについて取材した。また、近隣の小学校を2校訪問し、校長、運動指導者、給食担当などから実際の介入方法について聞きとりを行った。1校では給食時間であり、給食時の様子を観察することができた。また、ボストン小児病院ではOptimal Weight for Life(OWL)プログラムの詳細についてLudwig博士より取材した。 3. プログラムの教材の収集 CATCHプログラムの教材(教科書、リーフレット、ビデオ、体育用ボックスシート)を入手した。それらについて、わが国でも利用できるかどうか現在検討を行っており、まとまり次第発表を行う予定である。
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Research Products
(1 results)