2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19500596
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
芳田 哲也 Kyoto Institute of Technology, 工芸科学研究科, 准教授 (00191601)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中井 誠一 京都女子大学, 家政学部, 教授 (90090092)
新矢 博美 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (70201564)
寄本 明 滋賀県立大学, 国際教育センター, 教授 (30132278)
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Keywords | 暴露温度 / エネルギー消費量 / 不感蒸泄 / 発汗量 / 生活時間調査 / 熱中症予防 / 水分出納 / 季節差 |
Research Abstract |
1)体重計測より求めた水分出納における測定精度の検証:成人男子6名を対象として冬期に体重計測のみにより簡便に水分出納を測定し、英国の自転車競技者や一般成人男子を対象として冬期に重水を用いて測定した値(Leiper et, al:2001)と比較した。その結果,体重測定により求めた水分出納測定値はLeiper et, al(2001)の測定値と類似していた(芳田)。 2)人的・生活・環境条件における水分出納の測定:成人男女計15名を対象とし、水分出納の測定に平行して歩数計と心拍数計、および自己記入による生活時間調査から1日のエネルギー消費量を算出し、さらに携帯用温度計(ESPEC)を被験者に所持させ被験者が暴露された環境温度を測定して、水分出納に影響する性差、環境温度(季節)、活動量の影響を明らかにする調査を実施した(女子は中井・新矢、男子は芳田・寄本)。夏季では冬季に比較して1日の暴露温度が高く,一定のエネルギー消費量(kcal/kg/day)に対する不感蒸排泄を含む発汗量(ΣS)が多かった。しかし体重当たりのΣS(g/kg/day)やエネルギー消費量には顕著な男女差はみられなかった。1日のエネルギー消費量と体重当たりのΣSとの間には夏季(y=0.60x+7.82),冬季(y=0.54x-3.20),全測定日(y=0.53x+4.21)において,それぞれ有意な正の相関関係が認められたが,回帰直線の傾斜(0.53〜0.60)は季節間で類似していた。
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Research Products
(7 results)