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2008 Fiscal Year Annual Research Report

精神障害者自立支援に必要な介護技術の明確化の試み

Research Project

Project/Area Number 19500656
Research InstitutionShiraumegakuen College

Principal Investigator

土川 洋子  Shiraumegakuen College, 福祉援助学科, 准教授 (10352717)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 関谷 栄子  白梅学園短期大学, 福祉援助学科, 教授 (20109961)
森山 千賀子  白梅学園短期大学, 保育科福祉専攻科, 准教授 (50341897)
杉本 豊和  白梅学園短期大学, 福祉援助学科, 講師 (70339513)
西方 規恵  白梅学園短期大学, 福祉援助学科, 准教授 (60341898)
Keywords介護 / 精神障害者ホームヘルプ / 自立支援 / 介護教育 / 地域ケア / 介護福祉士
Research Abstract

本研究は、精神障害者の在宅生活、自立支援をするために、介護福祉士が学ぶべき教育内容を抽出し、整理することを目標としている。そのために、当事者、家族会、介護従事者、海外の現状、病院、教育機関への調査を行い、幅広い現状を把握し、精神障害者の自立支援に必要な介護技術の抽出を試みた。
平成20年度は、前年度に引き続き、家族会、教育機関に対しての調査を行い、合わせて、イギリスおよびデンマークの視察を実施した。当事者調査も予定していたが、海外視察内容を加味したインタビューに変更するため、実施が遅れている。全国の家族会代表は、自立支援に必要な援助を「生活支援」に求めており、ホームヘルパーの活用に対する意識は低く、専門性を求めてはいなかった。また、教育機関調査では、精神障害介護教育においては症状や疾患の知識、症状への対処を重点においているものが多く、教育結果、疾患の理解や薬の知識などに学生の理解と教員の教えとの間に差があると認識されており、今後に力を入れて教育したい分野は人権、守秘主義、精神生活の安定などであった。加えてデンマーク・ミゼルファート市における精神障害者支援システムとイギリスにおける精神認定方法およびサービス支給方法(ダイレクトペイメント)について調査を行った。当事者に直接的な経済支援がなされ、当事者主体でサービス内容や量を決定していくことの効果が認められ、我が国でも応用の意義があると考えられた。
これらの領域から得た調査内容から、家族、医療従事者と教育機関、ホームヘルパーに有意に専門性の必要性に差が見られた。しかし、いずれも直接的な生活支援項目に対するニーズが高いと認識しており、介護教育における「生活支援技術」の教育内容に、精神障害者に対する援助方法を加味していく必要があることが明らかになったといえる。これらの成果は、平成21年9月に予定されている日本介護福祉教育学会、日本病院・地域精神医学会、日本社会福祉学会において発表し、6領域のまとめからの分析結果を含めた総括を日本病院・地域精神医学会誌に投稿予定である。

Research Products

(2 results)

All 2008

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 精神障害者居宅自立支援における医療機関の現状と介護のあり方に関する調査2008

    • Author(s)
      土川洋子
    • Organizer
      日本病院・地域精神医学会(第51回総会)
    • Place of Presentation
      岡山
    • Year and Date
      2008-10-24
  • [Presentation] 精神障害者自立支援に必要な介護技術の明確化の試み〜居宅介護事業の現状と介護のあり方に関する調査報告〜2008

    • Author(s)
      森山千賀子
    • Organizer
      日本介護福祉教育学会(第15回)
    • Place of Presentation
      岡山
    • Year and Date
      2008-08-04

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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