2009 Fiscal Year Annual Research Report
授業を支援する「雪」に関するWebコンテンツの新展開と教員研修モデルの開発
Project/Area Number |
19500712
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
高橋 庸哉 Hokkaido University of Education, 教育学部, 教授 (60236297)
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Keywords | 雪 / Webコンテンツ / 総合的な学習の時間 / ワークシート / 教員研修 / 科学教育 |
Research Abstract |
1.ワークシート等利用状況調査 制作したワークシートの利用者や実施した教員研修事業参加者への追跡アンケート調査を実施した。ワークシートが授業に役だったかについては5段階で4.8と高い評価を受けた。教員研修事業参加者の32%が事業の中で取り上げたものを授業等で活用し、事業が普及に有効であった。また、30%が授業で北海道雪たんけん館を使い、授業への役立ち度は4.5と答えており、Webコンテンツの内容妥当性も示された。 2.実践検討会や研究会の実施 「夏こそ雪プロセミナー」を実施し、2年間の研究を踏まえた雪の実践レポートや雪学習の可能性と課題に関する討論などを行った。これを踏まえ、3.のようにWebコンテンツの調整を行うと共に、ワークシートと対になるテキスト「身近の除雪について考えよう」(小学校4~6年生用)を試作した。また、「雪の学習研究会」を札幌市内小学校と共催で実施し、教育現場への実践普及を図った。事後アンケートで取り上げた内容を授業でやってみたいかについて、5段階評価で4.3と高い評価を受けた。 3.Webコンテンツの調整 一枚の写真で雪の授業ができる「写真冬ズバッ!」コーナーを5つのカテゴリーに分けて分類配列した。「雪と暮らそう」コーナーで、各セクションへの移動がスムーズになるように提示法を改良した。また、「北海道定点観測」コーナーに、丘珠空港での滑走路・機体除雪及び千歳・利尻間での航空機から撮影した降雪雲の写真・ビデオを掲載した。 4.その他 雪に関する出張授業を道内小学校で行い、教育現場での実践を継続的にサポートした。学校及び一般向け気象と海洋教育国際会議で成果発表の予定であったが、諸般の事情で会議開催が中止となったため、全日本教育工学研究協議会等で発表を行った。尚、制作してきたWebページは第16回マイタウンマップコンクールで「日本科学未来館館長賞」を受賞した。
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