2008 Fiscal Year Annual Research Report
リアルタイムIT活用を基軸とした科学教育の新展開と理科支援システム構築
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19500728
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
小林 昭三 Niigata University, 人文社会・教育科学系, フェロー (10018822)
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Keywords | ITセンサー / リアルタイムIT活用 / 無線LAN接続 / active-learning / ICT-based Science Education / 理科支援 |
Research Abstract |
最新のITセンサー・無線LAN装置等をリアルタイム活用し、実験・現象を詳細にデジタル表示・分析・解析する、多様なモジュール群を開発した。こうした学習者の興味・関心に合致した「Activelearning理科授業法」の学習プログラムを系統的に開発・実施した。「力の及ぼし合いを予測・対話・検証するカプレート・センサー活用モジュール」、「摩擦抵抗を無視できる世界についてのホバーサッカー・ホッケイ空中浮揚システム、ガラスビーズ敷き滑走台システム、超軽量力学台車システム」等の開発・効果的活用.普及、等は国際的注目を集めた。「力学の歴史的発展で重要かっ典型的な衝突現象」等で1000分の1秒の分解能を持つ最新のデジタル動画カメラ活用の授業法を開発した。 この特色ある教材モジュール群を近年の理科支援(SCOT)事業、新潟市12年目教員研修事業、免許状更新講習、等で効果的に活用した。その際、「授業の効果を評価する調査分析」を実施し「教授学習システムの改良・改善」を行った。さらに、「カリキュラムを考える会の全国大会(東京)」「シンポジウム・ワークショップ・理科好きの子どもを育てる・伸ばすには〜家庭・地域・学校間の連携を目指して」(新潟大学)等を開催し成果を発表した。免許状更新講習e-1earning教材(力学の考え方教え方)、ものの重さと量概念の考え方・ビッグバルーン衝突現象で空気質量測定、など、初等・中等・高等教育の現場授業実践での評価・検証・フィードバックで系統的な科学教材モジュール群へと改善・発展させた。内容的にも力学分野から、熱の分野、波動分野、電磁気分野、原子の世界、等においても自主的学習ができるactive-learning IT活用授業の研究開発・実践を進めた。研究成果は「諸学会での研究発表・研究論文、JADE-PacADE-Jointハワイ国際会議で発表」等で公表した。
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Research Products
(23 results)