2008 Fiscal Year Annual Research Report
ものづくり大好きな子どもたちを育てる創意工夫教材の開発と教育実践による検証
Project/Area Number |
19500736
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
松永 泰弘 Shizuoka University, 教育学部, 教授 (80181741)
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Keywords | 教材 / 中学校技術 / 形状記憶合金 / 受動歩行模型 / 2足歩行ロボット / 教育実践 |
Research Abstract |
本研究では,子どもたちが創意工夫し,学びに熱中する教材として,(1)機能性材料を用いた教材(形状記憶合金エンジンカー,人工筋肉ロボット),(2)2足歩行教材(受動歩行模型,サーボモータを用いた2足歩行ロボット)の開発を行い,年間計画・授業案の作成とあわせて中学校「技術とものづくり」における創意工夫教材,ロボット教材として提示した。(1)は機能性材料に対する驚きと作動原理の不思議さを,(2)の受動歩行も動力を持たない模型の歩行への驚きを備えている。また,(1)のエンジンは出力を高めるための創意工夫,(2)の受動歩行は重心の調節と歩行するための試行錯誤やデザインの創意工夫,サーボモータ駆動の2足歩行ロボットは独自のロボット開発と独自の動作プログラムの作成が可能である。 8つの公立中学校(静岡市立清水第5中学校・静岡市立清水第7中学校・藤枝市立西益津中学校)、公立小学校(静岡市立清水三保第二小学校・静岡市立清水岡小学校・静岡市立清水小島小学校・静岡市立清水蒲原東小学校・焼津市立大富小学校)で2足歩行ロボット、形状記憶合金エンジン、受動歩行模型教材の教育実践を行った。どの教材も先進的な取り組みで生徒児童の興味関心が高いことがわかった。また、小学校で実践した形状記憶合金エンジン、受動歩行模型教材については学校全体、家庭を巻き込んだ教材となった。機能性材料に対する驚きと作動原理の不思議さ、動力を持たない模型の歩行への驚きを備え、家族に自慢する生徒の姿がアンケート結果からうかがえた。 国内だけでなく、モンゴルなど海外で実践を行い、国際的に通用するものづくり教材としての開発を行った。
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Research Products
(5 results)