2007 Fiscal Year Annual Research Report
e-ラーニングを用いた高校教科「情報」担当教員の授業スキルアップ
Project/Area Number |
19500807
|
Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
西野 和典 Kyushu Institute of Technology, 情報工学部, 准教授 (70330157)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 参吉 千里金蘭大学, 人間社会学部, 教授 (70100766)
大倉 孝昭 大阪大谷大学, 教育福祉学部, 教授 (50223772)
大西 淑雅 九州工業大学, 情報科学センター, 講師 (50213806)
山口 真之介 九州工業大学, 情報工学部, 助教 (00380733)
|
Keywords | 教育工学 / e-ラーニング / 情報教育 / 教科「情報」 / 授業スキル |
Research Abstract |
平成19年度は、以下の研究を実施した。 1.教科「情報」の学習者理解度調査および担当教員の実態調査 (ア)大学新入生に対して、教科「情報」の基礎学力テスト、および教科「情報」の授業に関するアンケートを実施し、高校での教科「情報」の授業実態を学習者の理解の観点から明らかにした。 (イ)教科「情報」担当教員に実施した意識アンケートおよび教科「情報」担当教員へのインタビューから、教員の実態と希望する授業スキルを明らかにした。 2.教科「情報」担当教員授業スキルアップのための公開講座(e-ラーニングを活用) 高等学校教員を対象とする免許法認定公開講座(高等学校教諭一種免許状(情報)および同専修免許状(情報)取得コース)を開設し、教科教育法、計算機システムなど8科目でeラーニングのLMS(Moodle)を用いて授業を実施した。 3.e-ラーニングで必要なコミュニケーション支援機能 e-ラーニングのLMS(Moodle)のコミュニケーション機能を利用して、2.の公開講座受講生(高校教員)が授業スキルアップのために授業に関する情報を交換し、授業改善のためのディスカッションを行った。遠隔からeラーニングを利用して、授業の指導計画や教材等に関して評価活動ができるように環境整備を行った。 4.授業を評価・改善するための授業評価システムを開発 (ア)授業の任意の場面に対して、遠隔地から複数の高校教員が非同期で評価コメントを記入し合い、授業改善につなげるためのシステムを開発した。 (イ)モバイルツールを用いた授業評価システムを開発して、座学で行う授業を含めて教科「情報」の授業の評価・改善を可能にした。
|
Research Products
(5 results)