2008 Fiscal Year Annual Research Report
異文化対応能力育成のためのICTを活用した国際遠隔教育の学習デザインの研究開発
Project/Area Number |
19500852
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Research Institution | National Institute of Multimedia Education |
Principal Investigator |
青木 久美子 National Institute of Multimedia Education, 研究開発部, 准教授 (90392290)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BRAY Eric 四日市大学, 環境情報学部, 教授 (30298658)
KIMURA Bert 大阪学院大学, 国際センター, 客員教授 (30460752)
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Keywords | 異文化適応能力 / 国際遠隔合同授業 / ICT活用教育 / 学習デザイン |
Research Abstract |
本研究の目的は、異文化対応能力養成のための国際遠隔授業のラーニングデザインの探求であり、プロジェクト最終年度(次年度)においては、パイロット授業の実施・評価を中心に行った。パイロット授業として、平成20年度前期には、ビデオメールを主なコミュニケーションツールとして、京都外国語大学とハンガリーのカロリ・ガスパー大学との合同授業(4月10日から5月29日まで)、京都外国語大学とカリフォルニア州立大学スタニスラウス校との合同授業(6月1日から7月19日まで)を実施し、また、大阪学院大学のオーラルコミュニケーションのクラスにおいては、ハワイ大学のカピオラニ・コミュニティ・カレッジの学生とビデオ会議を活用した交流授業、及び、学生が自主的に英語を学ぶ場として提供しているi-Chatラウンジにおいて、Skypeを活用して、ハワイのプナホウ高校の学生と交流を行った。平成20年度後期には、神田外語大学メディアコミュニケーションのクラスとハンガリーのカロリ・ガスパー大学の日本文化のクラスで、ソーシャルネットワーキングツールであるFacebookと、コラボレーションツールであるGoogle Docsを活用して、プロジェクトベースの合同授業を行った。また、京都外国語大学とテキサス州立大学との間でメール交換をベースにした合同授業(10月1日から12月18日)を実施した。これらのパイロット授業実施における教員の経験、及び学生からのフィードバックから、このような合同授業により、学生の異文化への興味の喚起、英語学習への意欲向上が見られることがわかった。しかしながら、このような授業を行うには双方における教員の協力が不可欠であり、教員間のコミュニケーションが重要であることも判明した。
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Research Products
(6 results)