2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19510140
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
小野里 好邦 Gunma University, 大学院・工学研究科, 教授 (10143710)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 潮 群馬大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (00292623)
河西 憲一 群馬大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (50334131)
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Keywords | コンピュータネットワーク / センサネットワーク / ページング / 認証 / N-Policy / T-policy / セルラー通信 / 性能評価 |
Research Abstract |
本研究では、頑健でかつ長寿命なネットワーク構成方法の構築を目指し、以下の研究を行った。 (1)センサネットワークに関する研究 (2)省電力型ページング方式に関する研究 (3)移動特性に対して頑健なネットワークに関する研究 (1)では、ネットワークに対する防御を考慮したうえで、侵害さ洞たノードが存在する中でもその影響を軽減するため、信頼できる隣接ノードを発見し、認証する通信メカニズムを提案した。暗号化に頼らないセキュリティメカニズムを構築することによりセンサネットワークにおけるセキュリティが高められるきとを示した。具体的には、センサネットワークの通信に共通認証ノいドを用いた認証を取りムれることを提案し、シミュレーションによってその性能を評価した。その結果すべてのノードをネットワークとして機能させるには通常よりも多くのノードまた広い通信範囲が必要であることがわかった。 (2)では、複数のページング要求を纏めて処理するバルクページング方式を提案した。その結果、ページング回数が削減でき消費電力の低減が図れる。以下の二つの異なる実現方式 N-Policy と T-Policy について、計算機シミュレーションを行い、ーページングコスト、遅延時間、スループットについて評価し、提案方式の利点と利用可能範囲を定量的に示した。 (3)では、ユーザの移動が通信サービス受付制御に及ぼす影響についてシミュレーションを行い比較・検討した。一次元セルラー移動通信システムにおいて,ユーザの動きと新規呼受付制御、ハンドオーバ呼受付制御の関係について、呼完了率、ブロック率、ドロップ率、チャネル利用率の評価尺度を用いて定量的に評価した。本研究では、利用者の動きを考慮した動的受付制御の特性を示した。利用者の利用形態に即した移動通信システムの設計評価を行う上で重要な基礎的考察を行うことができた。
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Research Products
(8 results)