2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19510140
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
小野里 好邦 Gunma University, 大学院・工学研究科, 教授 (10143710)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 潮 群馬大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (00292623)
河西 憲一 群馬大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (50334131)
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Keywords | コンピュータネットワーク / 移動特性 / ページング / 省電力 / パイプライン / バルク処理 / セルラー通信 / 性能評価 |
Research Abstract |
1.次世代ワイヤレスネットワークでは、モバイルユーザおよびモバイルノードの効率よい動作が必要不可欠である。IPページングにおいて効率のよい動作を実現する際、ページングコストとページング遅延時間のトレードオフの関係は重要な問題である。本研究では、マルチステップIPページングにおけるページングコストとページング遅延時間の両面で効率のよい省電力型ページング方式の基本的特性を明らかにした。ページングコストとページング遅延時間の両面で効率のよい動作を実現するために、ページングコストとページング遅延時間の単調性と凸性に着目した最適問題に定式化し,各サブネットに存在する確率分布に応じて最適なグルーピングを行う方式を提案しその基礎的特性を明らかにした。 2.ページングコスト及び平均遅延時間を低減するため、ページング動作の並列処理が可能なページングアルゴリズムとして、一括処理方式(バルク)とパイプラインを組み合わせるバルクパイプラインページング手法を提案した。従来手法と比較し、ページングコスト、トータル遅延時間、最大、最小遅延時間、スループット及びページング回数等において、バルクパイプラインページング手法は良好な特性を示し、かつ高速なページング動作が可能となることを確認した。 3.セルラー通信ではユーザの移動が通信サービスに多大な影響を与える。ユーザの移動に対して頑健なネットワークを構築するため、ユーザの移動範囲を予測しSHADOW CLUSTERを構成する手法を用いて、従来提案されている移動を考慮したダイナミックなチャネル割り当て方式であるMSODB(Mobility Support On Demand Borrowing)を改良し、PUMB(Predictive User Mobility Behavior)方式を提案した。計算機シミュレーションのより、MSODB方式と比較してPUMB方式の有効性を示した。
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Research Products
(11 results)