2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19510147
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
石井 博昭 Osaka University, 大学院・情報科学研究科, 教授 (90107136)
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Keywords | 都市計画 / 緊急施設 / Accessibility / 障害物 / 建設費用 / 多目的 / ボロノイ図 / 最適配置 |
Research Abstract |
施設は簡単には変更できない.そこで将来の需要を見越した最適配置を行うためのシナリオ解析を新たに行った。この成果をs20年10月に行われたThe international conference on Multi-national joint venture for construction worksで発表した。また、2目的に1つとして施設の建設費用を加味し、それが確率的に変動する場合、曖昧性を持つ場合について、最適配置を緊急施設に関して考察した。これらを9月にハワイで行われたICBI2008、11月に台湾高雄で行われたISDA2008で発表した。さらに、既存施設が存在する下での、新しい施設の最適配置についてもインドネシアバリ島での12月のAPIEMS2008で発表した。このモデルは現実の都市ではそこは通れない障害物があることを考慮して、2点間の距離の求め方についても考察している。我々は台湾国立成功大学都市計画系の葉教授、同長栄大学の李泳龍准教授とも連携しながら研究を進めてきている。特に李准教授とはシェルターの配置という台湾の都市独特の問題についてISDA2008で発表した。連携研究者の奥原氏とはGISを用いた最適施設配置の研究を行い、上記ISDA2008、APIEMS2008で発表した。特にAccessibilityという新しい概念を施設配置に導入して、配置場所の望ましさをTourismという観点から計量化している。連携研究者の塩出氏は都市を構成する商業施設について最適配置を考察した。特に需要が施設の位置に依存して決まるという実際的仮定の下で考察している。この成果はAPMRの最新号に掲載された。連携研究者の齋藤氏は障害物の形の一般形について考察し、都市での実際に2点間の距離の求め方を提示している。都市での曖昧性を含むデータの取り扱いについても知見を得ている。以上のように都市計画に対する数理的方法全般について研究し、計画立案に有用な成果を得ている
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