2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
Investigation of Mexican Mural Movement as Art of Alternative Modernism
Project/Area Number |
19520116
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Aesthetics/Art history
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
KATO Kaoru Kanagawa University, 経営学部, 教授 (40291968)
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Project Period (FY) |
2007 – 2010
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Keywords | 美術史 / モダニズム / メキシコ / 壁画運動 |
Research Abstract |
20世紀現代美術の中で「メキシコ壁画運動」は特異な地位を占めてきた。その特質は脱西欧中心主義的モダニズム性にあり、背景には独自のモダニティー意識やモダナイゼーションのプロセスを経てきたことが挙げられる。そして21世紀には<オルターナティヴモダニズム>という文脈で非西欧社会の現代美術を再解釈・再評価する動きの中で一人指標となった。当該研究は「メキシコ壁画運動」をオルターナティヴモダニズムの表象としてとらえることの妥当性を検証するものである。 研究計画では年度ごとに異なるフェーズでの調査を実施し、最終年度において検証結果を提示する。 (1)フェーズI:ナショナリズムや土着性といったバノキュラーな歴史、政治、文化伝統との相関関係の調査。 (2)フェーズII:中南米で普遍化されている「革命の美術」という特徴と、美術界における「美術の革命」という認識がどこでどのように交差するものなのかの調査。 (3)フェーズIII:メキシコ壁画運動で提起された問題の普遍性とオルターナティヴモダニズム概念適用の妥当性をモダニティー、モダナイゼーションといった指標から検証。なお研究成果は出版物として公開予定。
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Research Products
(11 results)
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[Remarks] 講演「メキシコ絵画の魅力」、横浜市緑区区民文化センター、2009年7月21日
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[Remarks] 講演「メキシコ絵画の魅力」、町田市市立図書館、2009年7月18日
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[Remarks] 講演「メキシコ絵画の魅力」、調布市市立市民ホール、2009年7月14日
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[Remarks] 講演「メキシコ絵画の魅力」、区立世田谷美術館行動、2009年7月11日
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[Remarks] 講演「ディエゴ・リベラの生涯と作品」、国際交流基金第1期異文化理解講座 <メキシコの美の巨匠たち、美術、建築、写真、映画>第9回、2008年12月8日