2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19520319
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
瀬戸 宏 Setsunan University, 外国語学部, 教授 (80187864)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯塚 容 中央大学, 文学部, 教授 (60151239)
田村 容子 福井大学, 教育地域科学部, 講師 (10434359)
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Keywords | 文明戯 / 申報 / 中国早期話劇 / 清末民初新潮演劇 / 劇評 |
Research Abstract |
平成21年度は、昨年に引き続き当研究課題の主目的である申報掲載文明戯劇評の整理を進めた。その結果、顧文勲氏(南京大学)、薛羅軍氏(台湾南華大学芸術学院)の協力をも得て、対象とする文明戯劇評の整理を基本的に完了し研究者が利用できる形態とすることができた。整理した文明戯劇評は、瀬戸宏の個人HP「電脳龍の会」で公表する予定である。 このほか、昨年に引き続き個別研究として文明戯および関連する分野の研究をおこなった。 研究代表者の瀬戸宏は、"韓国抗日独立運動叙事与嘉興"中韓文学論壇(中国・嘉興日報社2009.4.25~26)に参加し、「文明戯中的韓国形象-以進化団、民鳴社《安重根刺伊藤》与春柳社《高麗閔妃》為主」と題する中国語報告をおこない、さらに同報告を論文化し、査読を経て《韓中言語文化研究》第21集(韓国現代中国研究会2009.10)に掲載した。また、清末民初新潮演劇国際学術研討会(中国・華南師範大学2009.12.26~27)に参加し、「論通俗話劇《光緒与珍妃》-兼談文明戯是否一個戯劇体系」と題する中国語報告をおこなった。同報告も論文化し、同研討会論文集に掲載される予定である。 研究分担者の飯塚容は、清末民初新潮演劇国際学術研討会に参加し、「文芸倶楽部与中国的"新劇"」と題する中国語報告をおこなった。研究分担者の田村容子は、第三回京劇学国際学術研討会(中国戯曲学院第三回京劇学国際学術研討会2009.5.15~17)に参加し、「従新舞台到更新舞台:《申報》《梨園公報》中窺見的京劇新式舞台」と題する中国語報告をおこなった。飯塚容、田村容子の報告も論文化され、各研討会論文集に掲載の予定である。 全体として、平成21年度も大きな研究成果をあげることができたといえるであろう。
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Research Products
(6 results)