2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19520359
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
福嶌 教隆 Kobe City University of Foreign Studies, 外国語学部, 教授 (50102794)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 信弥 大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 准教授 (20228448)
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Keywords | 統語論 / カスティーリャ語(スペイン語) / カタロニア語 / ガリシア語 / バスク語 / 動詞 / 構文 |
Research Abstract |
1.研究会を2回実施((1)平成19年7月15日、於学士会館、(2)平成19年11月25日、於神戸市外国語大学)した。代表者、分担者、協力者(浅香武和、吉田浩美)全員が毎回出席し、1度ずつ口頭発表を行った。((1)福嶌教隆「カスティーリャ語の統語論的諸トピックについて」、長谷川信弥「カタロニア語の統語論的特徴」。(2)浅香武和「現代ガリシア語における動詞体系の問題点」、吉田浩美「バスク語の特徴」。構成員それぞれの専門の言語について解説し、互いの知識を深めた。 2.協力者(浅香武和)は平成19年8月6日にスペインにおいて、現代ガリシア語の動詞体系の調査のため、インフォーマント調査を実施した。 3.構成員で協議の上、報告書の構成を確定した。報告書は次の3部から成る。第1部「カスティーリャ語、カタロニア語、ガリシア語、バスク語のパラレル統語的記述」、第2部「『星の王子さま』、『ハリー・ポッターと賢者の石』4言語パラレルテクスト」、第3部「4言語の統語論的トピック」。 4.報告書執筆に必要な文献として『星の王子さま』と『ハリー・ポッターと賢者の石』6言語版(『星〜』はフランス語版、日本語版を含む。『ハリー〜』は英語版、日本語版を含む)を収集した。報告書第1部の例文は原則としてこの2つの文献から採ることとした。 5.報告書の原稿を、平成19年12月より、毎月一定の分量ずつ執筆しはじめた。現在、第1部のうち、「3.肯定文と否定文」、「4.平叙文」、「5.疑問文」、「6.命令文」の項が完成している。 以上のように、当初の計画における第1年に果たすべき作業は滞りなく完了した。
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