Research Abstract |
1.浅香武和(協力者,ガリシア語担当)は,平成20年7月24日〜8月14日の期間,スペインのガリシア地方に出張し,サンティアゴ・デ・コンポステラ大学,ガリシア語アカデミーなどでガリシア語の動詞体系の調査および資料収集を行った。 2.福嶌教隆(研究代表者、総括,カスティーリャ語(スペイン語)担当)は,平成21年3月14日〜21日の期間,スペインのマドリード市に出張し,マドリード大学,国立図書館などでカスティーリャ語の動詞の接続法の使用状況に関する調査および資料収集を行った。 3.4人の構成員,即ち福嶌教隆,長谷川信弥(研究分担者,カタロニア語担当),浅香武和,吉田浩美(協力者,バスク語担当)は,たえず電子メールによる会議を開き,活発に質疑応答と意見交換を行った。 4.報告書第1部(カスティーリャ語,カタロニア語,ガリシア語,バスク語のパラレル統語的記述)の執筆を,前年度に続いて行った。「7.感嘆文」,「8.主格」,「9.対格」,「10.与核,その他」,「11.SV構文」,「12.SVO構文」,「13.SVC構文」,「14.SVOO構文」,「15.SVOC構文」,「16.態」,「17.使役」,「18.再帰文」の原稿がほぼ出そろっている。 5。報告書第2部(4言語パラレルテテクストの部)の執筆を行った。資料とする2つのテクストの1つである『ハリー・ポッターと賢者の石』の各言語版の入力を開始した。 以上のように,当初の計画における第2期に果たすべき作業は滞りなく完了した。
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