2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19520406
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Research Institution | Shujitsu University |
Principal Investigator |
岡崎 友子 Shujitsu University, 人文科学部, 准教授 (10379216)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 良一 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (80325068)
金 善美 宮崎大学, 教育研究地域連携センター, 准教授 (20411069)
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Keywords | 指示詞 / 日本語学 / 言語学 / 歴史的研究 / 理論化 / データベース化 / 対照研究 / 語用論 |
Research Abstract |
平成21年度は、本研究の最終段階として以下を行った。 (1)平成19・20年度の議論を集約、さらに各自で理論化を進め、古代・現代語(フィラー)の指示詞の用法を究明した。さらに日韓指示詞の対照研究についても、論を精密化させた。 (2)研究期間中に収集・整理した指示詞の用例:古代語(岡崎友子、研究協力者:藤本真理子・清田朗裕、以上3名担当)、TV番組におけるフィラー(堤良一担当)について、公開のためにデータベース化を行った。 なお、上記(2)と本研究において期間中に公開した論文、及び書き下ろし論文をあわせて、報告書・用例集として公刊した。この報告書で公開した論文は、岡崎友子「中古における指示副詞の用法と変化について」、堤良一「談話中に現れる間投詞アノ(ー)・ソノ(ー)の使い分けについて」「プロフィシェンシー研究と言語研究の接点 間投詞アノ・ソノの考察を通して」、金善美「現代韓国語と日本語における「〓/この+X」の範疇解釈を導く名詞と述語について」、藤本真理子「中古和文における指示詞の分析-会話文と地の文の境界をめぐって-」、清田朗裕「中古語の地の文にみえるカ系列指示詞について-『源氏物語』を対象に-」である。 また、古代語の指示詞に関する成果については、平成21年度科学研究費補助金・研究成果公開促進費(課題番号215062)を得て『日本語指示詞の歴史的研究』(岡崎友子・ひつじ書房)として出版した。
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Research Products
(7 results)