2007 Fiscal Year Annual Research Report
定住インドネシア人就労者のライフコースと日本語習得についての研究
Project/Area Number |
19520466
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Research Institution | Ferris University |
Principal Investigator |
吹原 豊 Ferris University, 留学生センター, 講師 (60434403)
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Keywords | ライフコース / 日本語習得 / 定住インドネシア人就労者 |
Research Abstract |
本研究は、茨城県大洗町の定住インドネシア人コミュニティを異文化接触という視点で捉え、コミュニティおよびその成員に関連する様々な問題点について、日本語習得に関わるものを中心に考察を試みるものである。 研究初年度の平成19年度には、まずコミュニティの要となっているインドネシア人キリスト教会での参与観察を重点的に行った。教会での参写観察には日曜礼拝の後に開催されるボランティア日本語教室の見学および参与観察も含まれる。 また、親しくなったインドネシア人就労者の家庭をしばしば訪問し、家庭内の言語使用の実態についての観察を継続的に行った。 19年度中に予定していた、インドネシア人就労者の職場での参与観察は実現しなかったが、就労者が勤務するいくつかの職場を訪問し観察や(日本人雇用者とインドネシア人就労者双方に対する)聞き取りも行った。 次に、大洗町とその近郊で働く大部分のインドネシア人就労者の出身地であるミナハサ地方に赴き、日本での就労経験者を対象に主に回想法による聞き取りを行った。また。3月にミナハサ地方の中心地マナドで開催されたインドネシア日本語教育学会スラウェシ支部学会セミナーにおいて大洗調査に関する発表を行い、研究成果の(就労者の出身地域への)還元を行った。 その他には、コミュニティの分散化の動向を知り、国内他地域に居住するインドネシア人就労者との比較を試みるため、大洗町と同様インドネシア人就労者が多く居住する三重県鈴鹿市の定住インドネシア人コミュニティを訪問し、聞き取りをはじめ教会活動や余暇の過ごし方などについての観察を行った。
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Research Products
(5 results)