2007 Fiscal Year Annual Research Report
携帯電話による英語学習:学習者プロファイルと設問難易度を活用した学習個別化の研究
Project/Area Number |
19520519
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
前野 譲二 Waseda University, 付置研究所, 助教 (30298210)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 康也 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80189711)
楠元 範明 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (60277861)
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Keywords | 英語学習 / 学習履歴 / セキュリティ / データベース |
Research Abstract |
「問題や課題の困難度」および「学習者の習熟度」を定義するためにプロトタイプシステムを用いて基礎的な情報を収集するためのシステム開発を行った.特に,携帯電話を対象とするシステムであるため,問題の提示方法をより工夫するなど,できるだけ多くの被験者の情報を取得できるような学習履歴情報収集機能を実装した. システムの稼動確認ならびに学習実験のためのコンテンツ株式会社国際電気通信基礎技術研究所による英語音声学習システム「ATR CALL」(http://www.atr.jp/TLC/product/05/pro_05.html)のために開発されたコンテンツや,あらかじめ難易度が定義されているデータとして英辞郎(http://www.eijiro.jp/)のデータの利用可能性などについて検討した. 早稲田大学の学生を調査対象とする場合,語彙レベルが低すぎても高すぎても意義のある調査結果を得ることができない.語彙が簡単すぎても学習にならないし、難しすぎても同じためである.そのため,どのような語彙集合を選択すべきかという検討を行った.語彙の難易度は,それだけで高度な検討を要するため,ここではあらかじめ定義済みのものを利用することとしている. 一方で,携帯電話での学習システム開発も並行して進行し,JAVAベースでの学習システムのプロトタイプが完成している. 次年度は,これを用いて具体的な学習のためのデータを流し込み,学生の学習の用に提供することで学習データの収集を行い,分析する予定である.
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Research Products
(5 results)