2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19530125
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
小西 秀樹 Kansai University, 政策創造学部, 教授 (90309203)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 哲和 関西大学, 政策創造学部, 教授 (00268327)
吉岡 至 関西大学, 社会学部, 教授 (20248793)
廣川 嘉裕 関西大学, 法学部, 准教授 (10388407)
脇坂 徹 関西大学, 付置研究所, 研究員 (80411502)
窪田 好男 神戸学院大学, 法学部, 准教授 (60330411)
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Keywords | 政策形成 / 日本政治 / 政策過程 / 小泉政権 / 公共政策 / マス・メディア / NPO / 住民投票 |
Research Abstract |
平成19年度は研究期間の初年度ということで,小西(研究代表者)は当該研究課題に即した一体的研究活動をおこなうべく各研究員間の連絡・調整にあたり,自身の分担テーマについて研究活動に従研究活動をおこなうべく各研究員間の連絡・調整にあたり,自身の分担テーマについて研究活動に従20年1月に行われた大阪府知事選挙の直後,大阪府内の有権者を対象として,小泉改革後における有権者の政治意識・価値観と投票行動との関連についてのサーべイ調査を実施した。今回の大阪知事選は小泉政権の退陣後はじめての選挙であり、小泉改革への評価が、どのように地方政府への評価と結びついているかを明らかにするための最適のケースである。それゆえに,本研究を進める上でこの調査は大きな意義を持つ。質問数は30,有効回答者数は1,239人である。調査は,株式会社マフクロミルに委託した。今年度はこのサーベイ調査の実施のために,調査方法の適切性についての研究(特にインターネット調査の利点と問題点についての検討),質問項目の選定(特に、外国で行われている政治意識・価値観についての調査との比較可能性を確保する),具体的な質問文の作成を行った。調査後は,データの分析に取りかかっている。調査データの分析については,来年度についても継続される。吉岡は,マス・メディア組織を政策形成過程の1つのアクターとして位置づけ,ジャーナリズム活動が政策争点の形成・評価にあたえる影響や政策の立案とかかわる世論形成への役割を検討するための文献・資料の収集を行った。廣川は,イギリスと愛知県でつくられた政府-NPO関係についての一般的枠組に関し,現状と課題について研究を続けている。脇坂は,市町村合併に関する住民投票について研究を進めており,合併特例法上の法定協議会設置の住民投票制度を対象とし,その全68事例を検証して政策過程における実質的な影響や機能を明らかにする研究をおこなった。
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Research Products
(8 results)