2008 Fiscal Year Annual Research Report
中国私営企業のコーポレートガバナンスについての調査・研究
Project/Area Number |
19530362
|
Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
大平 浩二 Meiji Gakuin University, 経済学部, 教授 (20152241)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 成紀 明治学院大学, 経済学部, 教授 (90225954)
西原 博之 明治学院大学, 経済学部, 教授 (80318667)
董 光哲 江戸川大学, 社会学部, 准教授 (50440178)
|
Keywords | 中国私営企業 / コーポレートガバナンス / 経営(者)理念(哲学) / 企業倫理 / CSR / ステークホルダー / コンプライアンス / 株主 |
Research Abstract |
中国が世界的な生産基地となり、中国企業がその担い手であることは論を待たないが、その経営実態に応じた企業経営とその社会的関係性、すなわちガバナンスとの関係に関する対応関係はまだ未熟な段階である。それだけに、グローバルな企業行動基準やコンプライアンス、そして株主対策やCSR等の諸問題に直面しつつある。そうした状況を踏まえて、特に個々の経営者の意識や行動理念・哲学を踏まえた調査に本研究の特徴がある。 本研究の実地計画にも示したように、平成20年度は上海理工大学管理学部の教授グループの協力によって、上海の企業を訪問しインタビューを行った。また更に、上海市政府当局にも出向き、市政府の企業のガバナンスに対する考えについても聞き取りを行った。 ただ、当初予定した蘇州大学の教授グループとの(蘇州工業園区)での試験的アンケート調査については、先方の事情により来年度(平成21年度)への延期となった。 なお、平成21年度については蘇州での予備調査の検討と、本調査の実施、ならびに企業への更なるインタビューを行い、最終的な取りまとめが行われる。
|