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2008 Fiscal Year Annual Research Report

在中国子会社管理会計システムの構築

Research Project

Project/Area Number 19530402
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

中村 博之  Yokohama National University, 経営学部, 教授 (20217889)

Keywords企業経営国際化 / 日本的経営 / 在中国子会社 / プロフィット・センター / グローバル責任センター / レベニュー・センター / 業績評価会計 / 子会社管理会計システム
Research Abstract

本研究では、企業経営国際化が世界的に加速化する現状において、とりわけ日本企業では中国でのその急速な進展が業績向上に直結していることに注目している。このとき、従来、日本的経営とされる日本企業の経営手法については、一般的な分析が十分に行われ海外に発信されているものの、日本企業の経営業績に直接的に影響を及ぼしている海外子会社、とくに在中国子会社の経営システムについての分析は不十分であることを本研究では意識している。そこで、管理会計研究として、このような中国での子会社経営を下支えする管理会計システムの実態を把握し、それに基づく理論モデルを構築、提示することは日本企業の継続的発展のため極めて重要となる。本研究では、このための研究アプローチとして、実務と理論の統合を果たすべく研究を行った。その結果、実務においては、新たな展開を見せる企業があることが明らかになった。すなわち、通常、管理会計では、業績評価会計において、責任センター設定で説明されるように、製造と販売両者を担当するプロフィット・センターとしての業績評価を志向するが、中国でのビジネス展開上、別の切り口での責任センター設定の重要性が明らかであった。中国では、取引の特殊性など検討事項が多いことから、製造と販売を切り分ける場合も多く、あえて販売担当子会社を別設定し、それをグローバル責任センターとも言える位置づけの元、レベニュー・センターとして、他のプロフィット・センターと連携させている例があった。このことから理論モデルとしては、責任センターの分割や融合の理論を再検討し、中国における独自の子会社管理会計システムを提示した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 製造間接費のアクティビティへの配賦に関する一考察2008

    • Author(s)
      中村 博之
    • Journal Title

      横浜経営研究 第29巻

      Pages: 51-57

  • [Presentation] The Essential Control System Strueture of Japanese Subsidiaries in China2008

    • Author(s)
      Shuji Mizoguchi
    • Organizer
      14^<th> Euro-Asia International Research Seminar
    • Place of Presentation
      Bali (Indonesia)
    • Year and Date
      2008-08-28

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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