2007 Fiscal Year Annual Research Report
知的障害者の肥満防止のための本入活動支援事業の普および地域保健所との連携
Project/Area Number |
19530520
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
川名 はつ子 Waseda University, 人間科学学術院, 准教授 (50091054)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 泉 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (60091055)
雨宮 由紀枝 日本女子体育大学, 体育学部, 准教授 (40366802)
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Keywords | 知的障害者 / 肥満予防 / 体脂肪率 / 骨密度 / 保健所 / 本人活動 / 健康学習 / 生活習慣病 |
Research Abstract |
1.骨強度の測定を実施:神奈川県A施設における知的障害を持つ本人たちの学習会におけるプログラムは「生活習慣病の理解」の段階に進み、糖尿病や骨粗鬆症を扱っている。そこで、私たちの測定項目に従来の体重、体脂肪率、腹囲、血圧のほか、骨強度を隔年に測定し結果を学習会の資料として提供することとなった。8月に予定通り実施した。 2.「出前発表会」と「本人同士の交流会」の開催:減量に成功したA施設利用者たちが、1月に都内の大学で「社会福祉援助技術」という幼児発達学専攻生の授業の講師を務めて好評を博した。本人たちは自信を深め、意欲を高めることができ、学生たちはエンパワーメントの援助技術を体得したことが感想文などから確認された。また、以前からA施設の影響下に減量に取り組んできた都内のB通所作業所利用者が、A施設で2008年末に開催される「健康学習会」に合流して成果を発表するための下見など準備に取りかかった。 3.ビデオ教材の作成:上記の「たのしい健康学習会」「出前発表会」の模様や、これまでの本人活動の歩みをつづった「手作り布絵本」を録画したプロモーションビデオ第1作が完成間近である。C市保健センターで親の会との共催で9月から開催されている肥満予防教室を舞台にした第2作にも取り掛かるため、打ち合わせ・準備を開始した。、 4.施設職員の自主研修会開催:本人活動支援に当たる施設の看護師・栄養士・生活支援員等のバックアップのため、研修と情報交換の場を、従来通り年2回、1月と7月に実施した。技能の向上とネットワーク化に貢献している。 5.データの統計処理・解析:これまでに蓄積したデータの統計処理・解析を行ない、「結果のおしらせ」や「努力目標記録用紙」を作成して本人や施設に還元した。縦断研究に取り掛かるためのデータ整理や統計処理に取りかかった。
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Research Products
(1 results)