2007 Fiscal Year Annual Research Report
ひとり親家族における子どもの発達を保障する「自立支援」に関する実証的研究
Project/Area Number |
19530540
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
神原 文子 Kobe Gakuin University, 人文学部, 教授 (50186178)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 都子 静岡県立大学短期大学部, 助教授 (30233464)
冬木 春子 静岡大学, 教育学部, 准教授 (60321048)
本村 めぐみ 和歌山大学, 教育学部, 講師 (80347658)
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Keywords | ひとり親家庭 / 子どもの自立 / インタビュー調査 / 社会福祉政策 / ひとり親世帯調査 |
Research Abstract |
1)研究代表者および3名の研究分担者は、それぞれに、ひとり親家族を取り上げた国内外の文献を収集し、レビューを行った。文献レビューについては、2008年度も継続する予定である。 2)1998年度、2003年度、2006年度の厚生労働省による『全国母子世帯等調査報告書』をレビューした。また、1998年以降、厚生労働省が発表している施策の検討、および、厚生労働省が平成16年度から毎年公表している『母子家庭の母の就業の支援に関する年次報告』について検討を行った。 3)研究代表者および研究分担者が在住する自治体を対象に、『母子世帯等実態調査』の実施の有無を問い合わせ、実施している場合には、調査方法、調査対象者、調査項目等について、担当者に問い合わせるとともに、調査報告書を送ってもらって、内容を詳細に検討し、自治体間の比較を行った。調査方法について検討することにより、統計調査としての課題を明らかにすることができた。さらに、個々の自治体の『母子家庭等自立支援行動計画』の内容を検討し、自治体間の比較を行った。 4)ひとり親家族の親と子どもに対するインタビュー調査の項目について検討するにあたって、(1)NPO法人の世話人、研究代表者あるいは分担者の身近なひとり親とその子どもにインタビューを行った。(2)2008年度におけるインタビュー案がほぼできあがった。 5)調査実施に向けて協力要請を行った。2008年度に実施する本調査に向けて、研究代表者および研究分担者の地元にある当事者団体と関わりをもちながら、折衝を行った結果、一定の協力を得られる目途がたった。大阪府、和歌山県、福島県、福岡県において、協力を得られることとなった。
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Research Products
(3 results)