2008 Fiscal Year Final Research Report
Development of atmospheric pressure ionization mass spectrometry using the beam guide technique
Project/Area Number |
19550092
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Analytical chemistry
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
OKUNO Kazuhiko Tokyo Metropolitan University, 大学院・理工学研究科, 研究員 (70087005)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
MATSUMOTO Jun 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 助教 (10443029)
SHIROMARU Haruo 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 助教 (70196632)
ATIBA Youji 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 助教 (20002173)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Keywords | イオンガイド / 大気圧質量分析 / 電子スプレーイオン化 / 大気圧レーザー脱離イオン化 / イオントラップ |
Research Abstract |
(1) SUS1/4"管の内部に8本の0.5φSUS線を張ったビームガイドを真空隔壁を貫通させた3段の差動排気システムにより、大気圧あるいは大気圧に近い圧力領域のイオン化室から生成イオンをガス流の電荷輸送特性とビームガイドのイオントラップ効果を活用して効率よく高真空領域に導いて質量分析ができる大気圧質量分析技術を開発した。(2) AP-LDIにおいてレーザーを回転させた試料塗布ディスク上に点収光させて超低速で走査する螺旋軌道照射させることにより低出力のレーザー光で脱離イオンを長時間安定に連続供給することに成功した。(3) AP-LDIにより生成したC_<60>-イオンのレーザー照射による電子脱離実験(C_<60>-+hn R C_<60>+e-)から、大気圧に近いAP-LDIイオン源で生成されビームガイド中をガス流とともに下流に搬送されてトラップされた分子イオンは運動エネルギーのみならず内部エネルギーも基底状態あるいはその近傍にまで十分冷却されていることが確認された
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Research Products
(18 results)