2007 Fiscal Year Annual Research Report
アブラナ科の実験植物と作物間の遺伝子発現プロファイルの比較解析と病害応答への適用
Project/Area Number |
19580053
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Research Institution | Research Institute for Biological Science Okayama |
Principal Investigator |
鳴坂 義弘 Research Institute for Biological Science Okayama, 研究員 (20335459)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安部 洋 理化学研究所, 実験植物開発室, 研究員 (90360479)
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Keywords | 遺伝子 / シグナル伝達 / ストレス / マイクロアレイ / 比較ゲノム / アブラナ科 / ハクサイ / シロイヌナズナ |
Research Abstract |
本研究は基礎研究分野と応用研究分野の融合を図り、モデル植物から農作物への技術移管のモデルケースを提案することを目的とする。 1 病害ストレス時の遺伝子発現データの集積とデータベースの構築・・・ハクサイ遺伝子発現ライブラリーからシロイヌナズナに対応するオーソログ候補遺伝子を多数加えたマイクロアレイを作製し、遺伝子発現解析を行った。ハクサイに、病原菌接種、シグナル物質および植物ホルモン(SA、JA、ET、アブジジン酸)、活性酸素誘導剤(パラコート、ローズベンガル)処理について、マイクロアレイ解析を行い、データを蓄積した。 2 ハクサイとシロイヌナズナ間の発現遺伝子の比較ゲノムおよび機能ゲノム解析・・・これまでに構築したシロイヌナズナ・アレイデータベースと本研究で得られたハクサイ・アレイデータを比較解析した。特に、ハクサイの病害防御応答に関わるマーカー遺伝子を取得することを目的として、ハクサイとシロイヌナズナの比較ゲノム解析およびマイクロアレイデータにより遺伝子探索を行った。シロイヌナズナにおいて病害ストレスにより発現する防御応答遺伝子AtPR-1, AtPR-4に対応するハクサイ遺伝子BrPR-1, BrPR-4を同定した。AtPR-1とBrPR-1はストレス処理により同様の発現プロファイルを示したが、AtPR-4とBrPR-4は異なる発現プロファイルを示した。今後、ハクサイとシロイヌナズナ間のカウンターパートまたはオーソログ候補遺伝子の発現について比較解析を行うことで、両者の共通性と特異性を解析することができる。 3 ハクサイ遺伝子資源の確保・・・ハクサイ遺伝子発現ライブラリーから得たクローンの5'末端側の塩基配列を決定し、2000遺伝子を同定した。
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Research Products
(15 results)
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[Journal Article] CERK1, a LysM receptor kinase, is essential for chitin elicitor signaling in Arabidopsis.2007
Author(s)
Miya A, Albert P, Shinya T, Desaki Y, Ichimura K, Shirasu K, Narusaka Y, Kawakami N, Kaku H, Shibuya N.
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Journal Title
Proc Natl Acad Sci U S A 104
Pages: 19613-19618
Peer Reviewed
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[Presentation] モデル実験植物シロイヌナズナを用いた植物-昆虫間相互作用研究2008
Author(s)
安部洋, 立石剣, 大西純, 鳴坂真理, 下田武志, 瀬尾茂美, 今野浩太郎, 服部誠, 鳴坂義弘, 津田新哉, 小林正智
Organizer
日本応用動物昆虫学会
Place of Presentation
宇都宮
Year and Date
20080326-28
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