2007 Fiscal Year Annual Research Report
バイオエタノール発酵細菌のトランスクリプトーム解析とセルロース利用への育種
Project/Area Number |
19580090
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
簗瀬 英司 Tottori University, 工学部, 教授 (20158033)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 賢治 鳥取大学, 工学部, 准教授 (80283969)
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Keywords | ゲノムマップ / バイオエタノール / トランスクリプトーム / Zymobacter palmae / リグノセルロース |
Research Abstract |
地球温暖化に伴う京都議定書の発効により、未利用リグノセルロース系バイオマス資源からバイオエタノールを高効率で生産することが国際的な研究課題としてクローズアップされている。本研究の目的は、新規エタノール発酵細菌であるZymobacter palmaeのゲノム解読情報を利用したDNAマイクロアレイ解析により得られる網羅的な遺伝子発現情報(トランスクリプトーム)に基づき、エタノール発酵条件下における糖輸送、糖代謝、エネルギー代謝、およびストレス応答に対して密接に関連した遺伝子群とその発現制御の全容を解明し、リグノセルロース糖化並行発酵性付与のための育種標的遺伝子群を特定して代謝工学的に育種を行う。平成19年度においては、ホールゲノムショットガン法によりZ.palmaeゲノムDNAの塩基配列を解析し、ゲノムの完全解析に成功した。次に、ゲノム全塩基配列上に遺伝子を予測した約2500のORFを既存のデータベースに対して相同性検索を行い、COGに基づく機能分類を行った。さらに、全塩基配列上の遺伝子決定した塩基配列情報のアノテーションに基づき作製したDNAチップを用いて、Z.palmaeのエタノール生合成に関与する糖輸送・糖代謝周辺の関連する遺伝子群の発現を解析し、ユニークなエタノール合成代謝経路を明らかにすることができた。
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Research Products
(12 results)