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2007 Fiscal Year Annual Research Report

分娩後早期肉用牛における卵胞吸引を併用した排卵同期化処置・定時人工授精と再授精法

Research Project

Project/Area Number 19580367
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

大澤 健司  Iwate University, 農学部, 准教授 (90302059)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 平田 統一  岩手大学, 農学部, 助教 (20241490)
Keywords黒毛和種牛 / 排卵同期化処置 / Ovum pick-up
Research Abstract

【目的】黒毛和種授乳牛および離乳牛における分娩後早期からの経腟採卵法(OPU)と腟内プロジェステロン徐放製剤(PRID)を併用した排卵同期化処置・定時人工授精法(OPU-PRID-TAI法)の有効性を内分泌動態、排卵同期化率ならびに受胎率の点から比較すること、および交配前後のOPUで採取された卵子の品質を体外受精による発育成績の点から両群間で比較することを目的に実験を行った。【材料と方法】供試牛14頭を任意に授乳牛7頭および離乳牛7頭に分け、Day 0にOPU(セッション1)を実施するとともにPRIDをDay 0から9日間腟内に留置した。PGF2α製剤をDay 7に、GnRH製剤をDay 10(PRID抜去後36時間)にそれぞれ筋肉内投与し、その12時間後にTAIを実施した。さらに、TAI後1,2,3週間後にそれぞれOPU(セッション2-4)を実施した。【結果】授乳牛および離乳牛における排卵同期化率はそれぞれ100%および85.7%、受胎率はそれぞれ71.4%および42.9%であった。OPUにより回収された卵子数およびその後の体外培養で発育した胚盤胞数は同一群内のセッション間において有意差を認めなかった。しかしながら、離乳群は授乳群と比較して4セッション合計の回収卵子数、培養可能卵子数、卵割胚数および胚盤胞数は有意(P<0.05)に多く、回収卵子数に対する卵割胚数および胚盤胞数の割合についても離乳群の方が有意(P<0.05)に高かった。【結論】以上の結果はOPU-PRID-TAI法およびその後の連続OPUは分娩後早期の黒毛和種牛において品質の高い胚を数多く生産し、かつ供胚牛の繁殖成績を向上させるプロトコールとして有効であることを示唆すると同時に、処置対象の牛は早期に離乳させることで、さらに多くの胚が生産できる可能性を示唆した。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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