2007 Fiscal Year Annual Research Report
胃腸管間質腫瘍(GIST)におけるアンギオポエチンとTIE受容体の発現と作用
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19590353
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
中山 敏幸 Nagasaki University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (30284673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関根 一郎 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (60039922)
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Keywords | GIST / Ang-1 / Ang-2 / Tie-2 |
Research Abstract |
手術により切除されたヒトGIST(20例)のパラフィン固定標本を用い、アンギオポエチン(Ang)-1及びAng-2の免疫組織化学染色を行った。Ang-1は約67%、Ang-2は約83%に発現が認められた。また、アンギオポエチンの特異的受容体であるTie-2の免疫染色を行い、腫瘤の悪性度、腫瘍サイズや核分裂数等の悪性に関する臨床病理学的指標との関連を検討中である。同時に、比較検討のため、良性腫瘤である消化管に発生した平滑筋腫10例、神経鞘腫5例にてAng-1及びAng-2の免疫組織化学染色を行い、検討中である。 現在、手術切除標本からのヒトGIST細胞のPrimary cultureを試行中である。今後は、培養細胞を用い、Ang-1、2、Tie-2の発現と発現量をWestern blot法により明らかにし、組織学的特徴や臨床病理学的指標との関連を検討する。また、GIST培養細胞を用い、アンギオポエチン投与による細胞増殖・分化・浸潤能への影響、アンギオポエチン投与による腫瘍細胞内シグナリング(特に、MAPkinase系、PI3kinase系の活性化)への作用の解明、シグナリング阻害剤の効果等を検討する予定である。研究は現在進行中であり、詳細な検討を今後行う予定である。
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