2008 Fiscal Year Annual Research Report
夜勤交代勤務に対する適応過程の追跡研究-睡眠、疲労、バイオマーカーの1年間の追跡
Project/Area Number |
19590603
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
森河 裕子 Kanazawa Medical University, 看護学部, 教授 (20210156)
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Keywords | 夜勤 / 交代勤務 / 睡眠 / 疲労 / 血清脂質 / 追跡調査 / 追跡調査 / 適応 |
Research Abstract |
1.夜勤交代勤務従事者の夜勤への適応状況に対する勤務歴の影響をみるために、対象企業において深夜勤務を含む交代勤務者795名を対象に夜勤交代勤務への適応などに関する質問紙調査を実施した。その結果17.4%に不適応が認められた。交代勤務年数と不適応者率の関連をみると、勤務歴が長いものの方に不適応率が高い傾向が見られた。また、勤務直毎の睡眠の質不良、量不足、疲労回復不良などについても勤務歴が長いもので不良者率が有意に高かった。従って、夜勤交代勤務への適応は長年月を経ても、困難であることが明らかになった。 2.交代勤務者の短期間での夜勤への適応過程をみるために、深夜勤務を含む週番性3交代勤務に従事している43名に対して、日勤週、深夜勤務週、各週の初日と最終日に問診による疲労調査、血液検査、およびアクチグラフを用いての睡眠・覚醒リズムを調査した。その結果、日勤週の初日、最終日、夜勤週の初日、最終日の順に自覚症調べの疲労度が上昇する傾向がみられた。血液検査にてリンパ球サブセットCD16+56+などの慢性疲労による免疫系、血圧などの循環器機能への影響、脂質代謝機能への影響をみた。アクチグラフによる睡眠パターンは深夜週は日勤週に比べて睡眠時間が短く、唾眠潜時間が短くなる傾向がみられた。 3.新規夜勤交代勤務従事者について1年間の間隔をおいて質問調査、血液検査、循環器機能検査を行い、夜勤不適応感と検査成績の変化との関連をみた。
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Research Products
(1 results)