2008 Fiscal Year Annual Research Report
わが国における外国人介護福祉士の受け入れに伴うケア・サービスの質に関する検討
Project/Area Number |
19590661
|
Research Institution | National Institute for Longevity Sciences,NCGG |
Principal Investigator |
荒井 由美子 National Institute for Longevity Sciences,NCGG, 国立長寿医療センター(研究所)長寿政策・在宅医療研究部, 長寿政策・在宅医療研究部長 (00232033)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新井 明日奈 国立長寿医療センター(研究所), 長寿政策・在宅医療研究部, 長寿医療政策・在宅医療研究室長 (50421897)
水野 洋子 国立長寿医療センター(研究所), 長寿政策・在宅医療研究部, 外来研究員 (80426494)
|
Keywords | 地域保健 / 介護技術評価 / 介護(ケア)施設 / 高齢者介護(ケア) / ケア・サービスの質 / 経済連携協定 |
Research Abstract |
1.研究の目的 近年、日本・インドネシア及び日本・フィリピン間において締結された経済連携協定により、わが国へのインドネシア及びフィリピン人介護福祉士候補者の受け入れが本格化するなど、今後、介護施設において提供されるケア・サービスの質については、多様化していくことが推測される。多様化に伴うケア・サービスの質の格差を是正し、維持・向上につなげるためには、各施設の外国人労働者の雇用に対する認識及び提供されるケア・サービスについての実態の把握と詳細な分析が不可欠である。 そこで本研究は、1)わが国の介護施設における外国人労働者の雇用実態及び経済連携協定を視野に含めた雇用に対する意識について把握するとともに、2)わが国の外国人介護福祉士候補者の受け入れに関する現行制度・関連施策の把握を行うことを目的とし、もってわが国の介護施設におけるケア・サービスの質の確保に資するべく、調査・分析を実施する。 2.本年度研究実施内容 平成20年度研究実施計画に基づき、本年度は、以下の通り実施した。 1)「わが国の介護施設における外国人労働者の雇用実態及び経済連携協定を視野に含めた雇用に対する意識の把握」: 来年度実施予定の、高齢者介護施設を対象とした、外国人介護従事者の雇用実態の把握を旨とする調査について、調査の方法及び調査票の項目について検討を実施した。 2)「外国人介護福祉士候補者の受け入れに関する現行制度及び関連施策の把握」: 本年度も継続して、該当する協定並びに国内の関連法令、行政上の手続等の把握に要する資料収集を実施した。また、平成19年度に実施した関係行政機関等への聞き取り調査の結果の分析を開始し、分析結果の一部について学会報告を行った。
|
Research Products
(6 results)