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2008 Fiscal Year Annual Research Report

バーター症候群の臨床的鑑別法と腎電解質代謝の解明

Research Project

Project/Area Number 19590936
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

渡邉 秀美代  The University of Tokyo, 医学部附属病院, 医員 (30422314)

KeywordsCa感知受容体 / バーター症候群 / 副甲状腺機能低下症 / 腎電解質異常 / 低Ca血症 / 慢性腎不全 / 骨異栄養症 / 遺伝子治療3
Research Abstract

H19年度に腎臓のヘンレ上行脚に特異的に発現させる3種類のNKCC2プロモーターと他にTHPプロモーターを作成した。他に近位尿細管に発現させるためのNPT2aプロモーター、遠位集合管に発現させるためのAQP2プロモーターをクローニングし、これらを用いてH20年度にアデノウィルスを作成した。アデノウィルスはこれらのプロモーターの下流にGFP遺伝子をつないだ発現部位組織特異性検出用のものと、同じそれぞれのプロモーターの下流にカルシウム感知受容体の活性型変異遺伝子をつないだものを作成した。更にH20年度にはこれらのアデノウィルスをラットの腎臓に発現させる方法を開発し、アデノウィルスが発現した目的遺伝子を腎臓の免疫組織染色で検出した。この際にはパラフィン切片で、マーカー遺伝子とアデノウィルス由来のGFPを二重染色することで目的の細胞だけに特異的に目的遺伝子が発現していることを確認した。一方、凍結切片でもマーカー遺伝子と目的遺伝子を蛍光多重染色してコンフォーカル顕微鏡で目的の細胞だけに特異的に目的の遺伝子が発現していることを確認した。一方、3種類作成したNKCC2プロモーターの、遺伝子塩基配列による発現パターンの違いを転写因子結合サイトによって説明しようと、様々なほ乳類間で保存されている配列を比較した。これらのことを行いつつ、H20年度末の今日は腎臓の遺伝子治療を目指して、目的の細胞だけに目的の遺伝子を発現させる方法を開発したという趣旨の論文がほぼ完成しつつある。この論文を仕上げた後で、更に実際にカルシウム感知受容体を目的部位に発現させた報告にとりかかる予定である。論文を仕上げてから学界発表などをする予定なので現在はまだ発表成果はない。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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