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2008 Fiscal Year Annual Research Report

DNAマイクロアレイ解析による肥満細胞のアポトーシス誘導因子の同定とクローニング

Research Project

Project/Area Number 19591182
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

胡 志青  Showa University, 医学部, 准教授 (60245826)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 趙 維華  昭和大学, 医学部, 講師 (90327916)
Keywordsマスト細胞 / IL-4 / アポトーシス誘導因子 / DNAマイクロアレイ / PCRアレイ
Research Abstract

IL-4はマウスマスト細胞の増殖因子としてよく知られているが、我々はこの従来の報告とは別に、IL-4がマスト細胞の分化誘導において主な抑制因子でもあることを初めて確認した(The Journal of Immunology156:3925-31,1996)。この興味深い矛盾的な作用のメカニズムに焦点をおいて研究を進めた結果、IL-4の刺激によってマクロファージからマスト細胞のアポトーシスを誘導する未知の因子が産生されることを解明した(European Journal of Immunology36:1275-84,2006)。このアポトーシス誘導因子は多種の癌細胞にも強いアポトーシス誘導活性を示し、既知のTNF、TGF、TRAIL、Fas/FasL、Perforin等のアポトーシス誘導因子でもない。本プロジェクトはDNAマイクロアレイとPCRアレイなどの技術を用いて、この未知のアポトーシス誘導因子の同定およびクローニングを目的とした。
二色法DNAマイクロアレイ解析(2回、13アレイ)を実行し、信頼できる結果を得た。41267個の遺伝子から1L-4によって発現量が増減した数千種類の遺伝子を一挙に捉えることに成功した。さらに、アポトーシスと関連性のある673個の遺伝子に焦点をおいて、GeneSpringで解析した結果、約20個の候補遺伝子に限定することができた。
その候補遺伝子と我々が目的としている未知のアポトーシス誘導因子との関連性を確認するために、今後、高感度のリアルタイムPCRアレイ解析法を用いて、二次スクリーニングを行い、候補遺伝子の数をさらに限定する。また、特異的な中和性抗体、サイトカイン、ELISA測定キット等を用いて、未知のアポトーシス誘導因子を効率的且つ経済的に同定することが可能だと考えられる。進展しているDNAマイクロアレイ解析法は、我々のアポトーシス誘導因子の同定とクローニングの成功の後押しになっている。更なる努力によって、一層の成果が期待される。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Book (1 results)

  • [Book] Mast Cells : Roles, Interactions and Disorders、Chapter XI2008

    • Author(s)
      Zhi-Qing Hu, Wei-Hua Zhao, Tadakatsu Shimamura
    • Total Pages
      11
    • Publisher
      Nova Science Publishers, NY, USA

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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