• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2007 Fiscal Year Annual Research Report

滑膜肉腫キメラ遺伝子SYT/SSX関連タンパクの網羅的解析による分子標的薬の開発

Research Project

Project/Area Number 19591716
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

秋山 達  The University of Tokyo, 医学部・附属病院, 助教 (40376471)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河野 博隆  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20345218)
門野 夕峰  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70401065)
田中 栄  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50282661)
Keywords分子標的薬 / 悪性腫瘍 / キメラ遺伝子
Research Abstract

滑膜肉腫特異的キメラ遺伝子SYT-SSXはSYT遺伝子とSSX遺伝子が結合して出来ており、元の二つの遺伝子にはない滑膜肉腫形成指力を獲得したと考えられる。初年度はSYT-SSXとタンパクレベルで相互作用し、腫瘍原性にかかわると思われる候補タンパクをリストアップすることを目的として解析した。
実験1:SYT、SSX、SYT-SSXの細胞内局在解析:SYT、SSX、SYT-SSXの腫瘍原性を確認するために、それぞれのmycタグ付き発現ベクターならびにレトロウイルスベクターを作成した。3種の遺伝子をNIH3T3細胞に導入し、蛍光免疫染色を行った結果、3種のタンパクはすべて核に発現していたので候補タンパクの解析は核に発現しているタンパク、転写因子もしくは転写因子のco-factorを優先する。また、これらのベクターを用いて3種の遺伝子の定常発現株を樹立する予定である。
実験2:ファージディスプレイによるSYT-SSX結合タンパクの網羅的解析:ファージディスプレイ法を用い、タンパクレベルで3種のタンパクがそれぞれ直接結合するタンパクを検索するために、in vitro translation assay法を用いてビオチンタグ付きSYT、SSX、SYT-SSXのタンパク合成を行った。合成したタンパクはファージディスプレイ法に用いる予定である。ファージディスプレイ法においてはファージライブラリが含む遺伝子の多様性が実験の成否に大きくかかわるので、滑膜肉腫発生期限と考えられるヒト未分化間葉系細胞株だけでなく、E11などヒト間葉系細胞株からも新たにライブラリを作成する予定である。今後、実験1のデータを踏まえて、3種類のタンパクの結合タンパクを比較し、腫瘍原性に関わると思われる候補タンパクを絞り込む。

URL: 

Published: 2010-02-03   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi